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紙の本
そこにある山 人が一線を越えるとき (中公文庫)
著者 角幡唯介 (著)
人はなぜ冒険し、山に登るのか。「永久にわからないだろう」と思い続けてきた謎を解き明かしたのは、まさかの「結婚」だった!? 43歳をすぎ「人生が下り坂に入った」と自覚する著...
そこにある山 人が一線を越えるとき (中公文庫)
そこにある山 人が一線を越えるとき
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商品説明
人はなぜ冒険し、山に登るのか。「永久にわからないだろう」と思い続けてきた謎を解き明かしたのは、まさかの「結婚」だった!? 43歳をすぎ「人生が下り坂に入った」と自覚する著者が、探検家としての思考の遍歴を辿る。【「TRC MARC」の商品解説】
「なぜ本書が、(中略)かような一大傑作論考として結実したのかといえば、それは結婚が全部悪いのである。」(あとがきより)
「どうして結婚したんですか?」
「どうして結婚したんですか?」
デリカシーに欠けた、無配慮で苛立たしいこの“愚問”がもたらしたのは、人はなぜ冒険するのかという「最大の実存上の謎」への偉大な洞察だった。
43歳をすぎ「人生が下り坂に入った」と自覚する著者が、探検家としての思考の遍歴を網羅した傑作エッセイがついに文庫化。
〈解説〉仲野徹(生命科学者)
目次
序 章 結婚の理由を問うのはなぜ愚問なのか
第一章 テクノロジーと世界疎外――関わること その一
第二章 知るとは何か――関わること その二
第三章 本質的な存在であること(二〇一九年冬の報告)――関わること その三
第四章 漂泊という〈思いつき〉――事態について その一
第五章 人はなぜ山に登るのか――事態について その二
終 章 人生の固有度と自由
※文庫化にともない、『そこにある山 結婚と冒険について』から『そこにある山 人が一線を越えるとき』に改題しました。【商品解説】
著者紹介
角幡唯介
- 略歴
- 角幡唯介
一九七六年北海道生まれ。作家、探検家、極地旅行家。早稲田大学政治経済学部卒業。大学在学中は探検部に所属。二〇一〇年に上梓した『空白の五マイル』で開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞。一二年『雪男は向こうからやって来た』で新田次郎文学賞、一三年『アグルーカの行方』で講談社ノンフィクション賞、一五年『探検家の日々本本』で毎日出版文化賞書評賞、一八年には『極夜行』で本屋大賞2018年ノンフィクション本大賞、大佛次郎賞を受賞。著書はほかに『漂流』『極夜行前』や、〈裸の大地〉シリーズなど多数。
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