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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/12/15
- 出版社: 岩波書店
- サイズ:19cm/174,17p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-00-061621-8
紙の本
パリの「敵性」日本人たち 脱出か抑留か 1940−1946
著者 藤森 晶子 (著)
終戦直後、パリの日本人たちはいったい何を経験したのか−。1944年8月、ナチからの解放とともに「敵性」外国人として拘束された日本人たちの足跡を、公文書を手掛かりにたどる歴...
パリの「敵性」日本人たち 脱出か抑留か 1940−1946
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商品説明
終戦直後、パリの日本人たちはいったい何を経験したのか−。1944年8月、ナチからの解放とともに「敵性」外国人として拘束された日本人たちの足跡を、公文書を手掛かりにたどる歴史ドキュメンタリー。【「TRC MARC」の商品解説】
1944年8月パリ。ナチから解放されると一転、「敵性」外国人となった日本人たちがいた。逃げ延びた人もいれば、収容所送りになった人もいた。愛するフランスに行き場をなくした彼らは何を想い、どう生きたのか。連行される初老男性の写真をきっかけに、公文書を手掛かりとして記された稀有な歴史ドキュメンタリー。【商品解説】
目次
- はじめに
- 主な登場人物
- 第1章 パリ解放時の「日本人」――「ほら、屋根の日本人狙撃兵よ」
- 第2章 行政収容の対象となった残留日本人――「大の親仏家だ」
- 第3章 パリで活躍した「もぐり新聞記者」――「日本人は戦勝者と同盟している」
- 第4章 ラジオ番組『ニッポン』の制作者――「同盟国である為一役買って」
著者紹介
藤森 晶子
- 略歴
- 〈藤森晶子〉広島市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得退学。著書に「丸刈りにされた女たち」がある。
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歴史のひだに埋もれて忘れられていた人たちに光を当てた労作
2024/02/15 18:25
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
フランスをこよなく愛し、第2次世界大戦中も帰国せずに、パリにとどまった日本人たちを取材した一冊。
1944年8月、連合国軍によってナチス・ドイツの占領から解放されたパリでは、日本人は「敵性外国人」となった。拘束された人もいたという。
公に語られる大きな歴史からはこぼれ落ちてしまうような小さな人々の足跡を、公文書などを頼りにたどったドキュメンタリー。
筆者は、フランス史の研究者だが、論考と言うよりは、一人称で自らの調査をつづり、冒険小説のような面白みもある。
初めて知ることが多く、大変勉強になった。