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紙の本
天下人の茶 (幻冬舎時代小説文庫)
著者 伊東 潤 (著)
牧村兵部、瀬田掃部、古田織部、細川忠興という利休七哲に数えられる高弟たちによって語られる、千利休と豊臣秀吉との相剋。弟子たちの生涯から、利休の求めた理想の茶の湯と、その死...
天下人の茶 (幻冬舎時代小説文庫)
天下人の茶
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商品説明
牧村兵部、瀬田掃部、古田織部、細川忠興という利休七哲に数えられる高弟たちによって語られる、千利休と豊臣秀吉との相剋。弟子たちの生涯から、利休の求めた理想の茶の湯と、その死の真相に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
安土桃山時代に茶の湯という総合芸術を創出した千利休。秀吉に「内々の儀」を一任されるほどの厚い信頼を得たが、その秀吉によって最期は自死に追い込まれる。その裏には何があったのか? 牧村兵部、瀬田掃部、古田織部、細川忠興という利休七哲に数えられる高弟たちによって語られる利休と秀吉の相克。「茶聖利休」の実像に迫る連作短編集。【商品解説】
著者紹介
伊東 潤
- 略歴
- 一九六〇年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。『黒南風の海――加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』(PHP研究所)で「第一回本屋が選ぶ時代小説大賞」を、『国を蹴った男』(講談社)で「第三十四回吉川英治文学新人賞」を、『巨鯨の海』(光文社)で「第四回山田風太郎賞」と「第一回高校生直木賞」を、『峠越え』(講談社)で「第二十回中山義秀文学賞」を、『義烈千秋 天狗党西へ』(新潮社)で「第二回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)」を受賞。近著に『デウスの城』(実業之日本社)、『浪華燃ゆ』(講談社)などがある。
伊東潤公式サイト https://itojun.corkagency.com/
Xアカウント @jun_ito_info
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茶の湯は理解しがたい
2024/01/17 11:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
人は豊かさよりも、安んじて暮らせることを求める。茶の湯の力で人の心に巣くう猛りを抑え、世を静謐に導くことを目論んだかもしれない千利休を、その高弟や秀吉との関係性で描く物語。利休の茶は政治と共に世に出、政治によって抹殺されたが、それも利休の思惑であったか。茶の湯、侘茶は理解しがたいく難しい。創意を具現化したものが作意であり、その作意が、どれだけ見る者の心を動かすかで茶人の価値が決まる世界は、私には程遠いところだと思った。創意なきところには作意はない、そして私には創意は乏しい。