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紙の本
アンブレイカブル (角川文庫)
著者 柳 広司 (著)
1925年、治安維持法成立。太平洋戦争の軍靴の響きが迫るなか、罪状捏造に走る官憲と信念を貫く男たちとの闘いが始まった−。小林多喜二、三木清…。法の贄となった、敗れざる者た...
アンブレイカブル (角川文庫)
アンブレイカブル
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商品説明
1925年、治安維持法成立。太平洋戦争の軍靴の響きが迫るなか、罪状捏造に走る官憲と信念を貫く男たちとの闘いが始まった−。小林多喜二、三木清…。法の贄となった、敗れざる者たちの矜持を描く。歴史スパイ・ミステリ。〔2021年刊の加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
歴史の闇の中であっても輝きを放つ、「敗れざる者たち」の矜恃とは――?
蟹工船の乗組員の谷は、内務省の役人・クロサキに雇われ、“プロレタリア文学の旗手”と称される小林多喜二の取材を受けることに。
だが現れた多喜二は、驚くほど気さくな青年だった。
仕事を早く終わらせたい谷は多喜二の尾行を始めるが――(「雲雀」)。
特高に監視されながらも川柳で時代と闘う鶴彬。
“消えた”記者の謎を追う満鉄社員の志木裕一郎。
稀代の哲学者・三木清。
信念を貫き続ける彼らに、クロサキの影が迫る。
累計130万部突破「ジョーカー・ゲーム」シリーズの著者が令和の世に問う、
輝ける男たちを描いた希望と感動のスパイ・ミステリ。【商品解説】
目次
- 雲雀(ひばり)
- 叛徒(はんと)
- カサンドラ
- 赤と黒
- 解説 森 絵都
収録作品一覧
雲雀 | 5−81 | |
---|---|---|
叛徒 | 83−145 | |
カサンドラ | 147−213 |
著者紹介
柳 広司
- 略歴
- 1967年生まれ。2001年『贋作『坊っちゃん』殺人事件』で朝日新人文学賞受賞。09年『ジョーカー・ゲーム』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編及び連作短編部門を受賞。同年刊行の『ダブル・ジョーカー』は、『ジョーカー・ゲーム』に続き二年連続で「このミステリーがすごい!」の二位に選ばれる。主著に「ジョーカーゲーム」シリーズ、『ロマンス』『楽園の蝶』『象は忘れない』『風神雷神 風の章 雷の章』『太平洋食堂』などがある。
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抑圧の時代
2024/03/01 22:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
官憲による世論思想統制の抑圧された戦前から終戦直前まで。
内務省のクロサキが暗躍します。
なんて悪い男・・・とか思ってたら、彼にもなにやら思うところがある様子。ラストちょっとクロサキに同情しちゃう。