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紙の本
災厄の宿 （集英社文庫）
著者 山本 巧次 （著）
昭和５１年、台風の影響で強い雨が降り続く中、弁護士事務所の嘱託調査員の上坂は、休暇で徳島の人里離れた旅館を訪れるが、籠城事件の人質となってしまう。さらに、旅館内で不可解な...
災厄の宿 （集英社文庫）
災厄の宿
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商品説明
昭和５１年、台風の影響で強い雨が降り続く中、弁護士事務所の嘱託調査員の上坂は、休暇で徳島の人里離れた旅館を訪れるが、籠城事件の人質となってしまう。さらに、旅館内で不可解な殺人が起き、自然の脅威も差し迫り…。【「TRC MARC」の商品解説】
台風直撃の夜、山深くの旅館で立てこもり事件が発生。館内で不可解な殺人事件まで起き、さらに土砂崩れのカウントダウンが……。【商品解説】
台風直撃の夜、山深くの旅館で立てこもり事件が発生。館内で不可解な殺人事件まで起き、さらに土砂崩れのカウントダウンが……。【本の内容】
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紙の本
流れるような展開の中に小技満載の軽妙なミステリー作品。
2024/04/28 10:26
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投稿者：ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
流れるような展開の中に小技満載の軽妙なミステリー作品。冗長さの無い早い展開ながら何故と言う謎が満載され、人質の命運とも合わせて一気に誘い込まれる。TV放送を通じて要求を伝えると言う、１９７６（昭和５１）年当時では斬新な手法が面白い。１９６８（昭和４３）年の「金嬉老事件」が劇場型事件の皮きりだとすると、１９７２（昭和４７年）の「あさま山荘事件」は全国民をテレビに釘付けにする大事件だった。と言う意味では、本作は時代背景を知る人間にとっては興味深い作品ながら現代人にとっては・・・・・。しかし、やはり事は私怨の範囲で公共に広く訴えるにはやり過ぎ感は拭えない。まあ、気持ちは充分に判るけど。とは言え、小品の中に面白さ満載であることは間違いなし。
