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紙の本
人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造 (ハヤカワ新書)
著者 熊代 亨 (著)
人間が生み出した環境のなかで、群れやすく進化していく「自己家畜化」。だが適応できないものは「発達障害」や「社交不安症」といった形で現れている。「自己家畜化」をキーワードに...
人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造 (ハヤカワ新書)
人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造
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商品説明
人間が生み出した環境のなかで、群れやすく進化していく「自己家畜化」。だが適応できないものは「発達障害」や「社交不安症」といった形で現れている。「自己家畜化」をキーワードに現代の人間疎外を論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
清潔な都市環境、健康と生産性の徹底した管理など、人間の「自己家畜化」を促す文化的な圧力がかつてなく強まる現代。だがそれは疎外をも生み出し、そのひずみはすでに「発達障害」や「社交不安症」といった形で表れている。この先に待つのはいかなる未来か?【商品解説】
清潔な都市環境、健康と生産性の徹底した管理など、人間の「自己家畜化」を促す文化的な圧力がかつてなく強まる現代。だがそれは疎外をも生み出し、そのひずみはすでに「発達障害」や「社交不安症」といった形で表れている。この先に待つのはいかなる未来か?【本の内容】
著者紹介
熊代 亨
- 略歴
- 〈熊代亨〉信州大学医学部卒業。精神科医。ブログ『シロクマの屑籠』にて現代人の社会適応やサブカルチャーについて発信。著書に「「若作りうつ」社会」「「推し」で心はみたされる?」など。
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紙の本
日本人は「自己家畜化」して、何処に向かうのかな。
2024/04/09 20:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おじゃもんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「人間の家畜化」と言う部分にひかれて、手に取ってしまった一冊。
現在の人の進化を、少し違った方面から見た感じですね。
筆者は精神科医なので、現場での患者の変化等々を見て書かれています。
自己家畜化とは、人間が生み出した環境の中での進化。
実は野生動物だった、イヌやネコも人より先に進化していたのですね。
人の作り出した文化の中で、先祖よりも穏やかに群れて行く。
その中で、自身が作り出した文化・文明が人を進化させて行く。
と言うか、文化が人に干渉して来る。
・・・・ここの部分が新しい発見ですね。
歴史等で教えられたことは、人が文明を作り人がさらに新しく改革して行く。
でも本書では、人類が作り出したモノが人に干渉して行く事ですね。
AIとかスマートフォンとか見てると、人が使っているのか人が使われているのか??。
と、思う事があるのですが。
同じ様に、人の作り出した環境も人に干渉して来る。
ホモ・サピエンスが、他を圧倒して文化を作り。
自身の環境を変えた中で、医療や倫理・思想が変化し。
医療は、細分化されて人の生(出産)から死(看取り)まで司り。
思想は、家族単位や男性女性以外の姓まで行き。
健康は管理され、社会に対応出来ない精神障害を作り出し。
社会の変化の速さに、人生百年の人間は付いて行けず。
すでに後戻り出来ない所に来ている私達。
人々の未来は、深く考えて行きて行く事で。
良くなるのか、悪くなるのか。
なかなか、考えさせられる一冊でした。