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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 1件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2024/01/22
  • 出版社: 復刊ドットコム
  • サイズ:19cm/282p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-8354-5901-1

紙の本

影の獄にて 戦場のメリークリスマス原作本

著者 L.ヴァン・デル・ポスト (著),由良 君美 (訳),富山 太佳夫 (訳)

1983年公開の映画「戦場のメリークリスマス」の原作本。「わたし」のもとに戦友だったローレンスがクリスマスの日に訪ねてきて、戦中の体験を語り合う。「影さす牢格子」「種子と...

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影の獄にて 戦場のメリークリスマス原作本

税込 2,200 20pt

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商品説明

1983年公開の映画「戦場のメリークリスマス」の原作本。「わたし」のもとに戦友だったローレンスがクリスマスの日に訪ねてきて、戦中の体験を語り合う。「影さす牢格子」「種子と蒔く者」「剣と人形」の3部構成。〔思索社 1978年刊の再刊〕【「TRC MARC」の商品解説】

大島渚監督最大のヒット作であり、4K映像化もされた伝説の名作「戦場のメリークリスマス」(1983年公開)の原作本。
これまで思索社(後に新思索社)より刊行されてきた同書は、出版元である新思索社が2016年に清算したこともあり、2009年刊行の『戦場のメリークリスマス 影の獄にて・映画版:原作版 新装版』を最後に、書籍の形で原作を読むことはかなわず、長らく絶版状態が続いていました。

時代を超え、繰り返し読み継がれるその魅力を存分に体感してください。

▼あらすじ
『影の獄にて』(原題:『The Seed and the Sower』)は、南アフリカの作家ローレンス・ヴァン・デル・ポストによる本で、語り手である「わたし」のもとに戦友だったローレンスがクリスマスの日に訪ねてきて、二人で戦中の体験を語り合うという内容。「影さす牢格子」「種子と蒔く者」「剣と人形」の三部作で構成。
元は第一部である「影さす牢格子」が『影の獄にて L・ヴァン・デル・ポスト選集 (1)』に所収され、1954年に思索社より出版。その後、第二、三部が増補される形で、映画編集版となる形にまとまりました。それぞれ、クリスマスの前夜、朝、夜としてまとめられており、映画のもとになったのが第一部「影さす牢格子」と第二部「種子と蒔く者」になります。

※本書は1978年11月に思索社より刊行された『影の獄にて』を底本とし、新たな装丁・編集にて復刊をするものです。

(c)Erimo Yura/Takao Tomiyama【商品解説】

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みんなのレビュー1件

みんなの評価4.0

評価内訳

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紙の本

装飾過多、でも思い出話ってそんなもんだよね

2024/02/27 13:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る

登場人物が戦争中のエピソードを語る形式で綴られており、あまりに装飾過多、あまりに読者へ教養を求め、あまりに不明瞭なシーン推移が連続している。物事への視線が主観的で、体験が観念的なレベルにまで昇華された物語は全体像を掴みにくく、結構な集中力か読み流し力が必要だ。
まあ人に口から話を伝える時なんて往々にしてそういうものだから良いっちゃあ良いのだが、もはや隅々まで理解させる気なんてないだろ! と読みながら心の中で毒づいた。
といっても難解という訳でもなく、特に重要な場面になると面白いほど平易な表現に変わり、加えて作者の洞察力が輝かしいまでに光る瞬間に立ち会える。戦争という極限状態で敵同士の人間の間に結ばれた、筆舌に尽くし難い微かな関係性。二度と会えない人の元気な姿が何故か確信できてしまう、根拠不明の全知感。こういうエッセンスを引き出せる筆力は確かに、復刊に値する名作と認めざるを得ないだろう。

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