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商品説明
英国、アメリカ、日本、ドイツにおいて誕生した監査について、誰(監査機能を果たす者)がどのような社会的関係を背景に、誰(監査用役の受益者)のために、いかなる内容の監査を実施したかを明らかにする監査史研究。【「TRC MARC」の商品解説】
英国,アメリカ,日本,そしてドイツにおいて誕生した監査について,誰がどのような社会的関係を背景に,誰のために,いかなる内容の監査を実施したかを,数多くの先行研究の成果と新たに入手した史料に基づいて明らかにすることを目的とした監査史研究。
監査を考える際の核となる概念として,受託責任を識別し,英国,アメリカ,日本,そしてドイツにおいて誕生した時代における監査を視野に入れ,各国において誕生した監査の原点に焦点を定めた。時代の要請を受けて各国において誕生した監査には,それぞれの歴史的経過があり,その内実は同じではない。しかし同時に,社会的な建て付けは異なるものの,社会が「監査」と称してきた営為の間には,本質的に共通した社会的機能があるはずである。本書では,それを受託責任の解除にかかる第三者機能(評価)と捉えている。
委託受託関係を考察したうえで,受託責任なる概念を取り上げ,その現代的意味内容を解明したうえで,監査との関係─とりわけ受託責任の解除機能としての監査─を明らかにする。
そして最後に著者が模索してきた「監査学」という学問領域の必要性と意義について,著者なりの学問的主張を提示する。【商品解説】
目次
- 第Ⅰ部 監査史分析の視点−受託責任−
- 第1章 監査学の模索−学問と実務
- 第2章 監査史研究と監査概念
- 第3章 監査を生み出す社会的関係
- 第4章 委託受託関係と受託責任概念
- 第Ⅰ部を締め括るにあたって
- 第Ⅱ部 英国・アメリカの監査史
- 第5章 中世英国の王室財務省下の監査
- 第6章 中世英国における荘園監査
- 第7章 中世英国におけるギルド監査
著者紹介
鳥羽 至英
- 略歴
- 1969 年3 月 早稲田大学第一政治経済学部経済学科卒同大学大学院商学研究科(修士課程・博士課程)を経て,
1983 年 商学博士(早稲田大学)
1972-1974 年 Indiana University (MBA Program),
1980-1981 年 Fulbright Senior Researcher としてUniversity of Illinois(Urbana-Champaign)に研究留学
専修大学商学部(専任講師─助教授─教授),
早稲田大学商学部教授,国際教養大学特任教授を経て,
現在早稲田大学総合研究機構(招聘研究員)
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