- 販売開始日: 2024/03/21
- 出版社: KADOKAWA
- ISBN:978-4-04-606720-3
死の前、「意識がはっきりする時間」の謎にせまる 「終末期明晰」から読み解く生と死とそのはざま
著者 アレクサンダー・バティアーニ(著) , 三輪美矢子(訳)
亡くなる前、まともに話すこともできなかった人が、家族や知人を認識し、思い出や感情を語り出す――生き生きと、まるで「昔のその人」が戻ってきたかのように。本書は、「終末期明晰...
死の前、「意識がはっきりする時間」の謎にせまる 「終末期明晰」から読み解く生と死とそのはざま
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
亡くなる前、まともに話すこともできなかった人が、家族や知人を認識し、思い出や感情を語り出す――生き生きと、まるで「昔のその人」が戻ってきたかのように。本書は、「終末期明晰」と呼ばれるこの不思議な現象について、科学的な視点から説明を試みる本です。著者は、『夜と霧』の著作で知られるヴィクトール・フランクルの薫陶を受け、現在ヴィクトール・フランクル研究所所長をつとめる認知科学者、アレクサンダー・バティアーニ博士。博士がこの現象の研究について発表すると、世界中から大きな反響と膨大な経験談が寄せられました。家族や知人を見送った人、医療・ケア現場で働く人々からの報告です。調査によると、終末期明晰は、公的に研究されてこなかっただけで、古くからその記述が残っていることもわかりました。本書は、多くのエピソードや報告書を引きながら、この現象が意味するところ、発生原因や発生条件、またこの現象を紐解くことで生まれる可能性について論を展開します。認知症やその他の病気により脳に深刻なダメージを負い、だれがだれかもわからず、別人になったかのような人が、なぜ死の前に「帰ってくる」ようなことが起きるのか。この問いは、多くことを示唆します。たとえば、「脳以外に記憶が保存されている可能性」や、「魂と呼ばれるものの存在について」などです。生きるとはどういうことか。自己とは何か。人の魂はどこにあるのか。この真摯で丁寧な研究報告書は、読む人に深い感動を与えます。原題:Threshold:Terminal Lucidity and the Border of Life and Death著者:Alexander Batthyany (Batthy「a」nyの「a」にはアクセント記号)
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
見た経験があります
2024/04/09 11:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Murakami - この投稿者のレビュー一覧を見る
死の直前ではありませんが、脳に非常な負荷がかかった後に、一瞬IQが上がったような状態を見たことがあります(その後は以前よりも認知機能に障害が見られます)。自分だけがその状態を見ていたので、気のせいかとも思ったのですが本書でいくつもの症例があるということで興味深いです。