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紙の本
百年と一日 (ちくま文庫)
著者 柴崎 友香 (著)
【みんなのつぶやき文学賞国内篇1位(第1回)】地下街にはたいてい噴水が数多くあり、その地下の噴水広場は待ち合わせ場所で、何十年前も、数年後も、誰かが誰かを待っていた−。人...
百年と一日 (ちくま文庫)
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商品説明
【みんなのつぶやき文学賞国内篇1位(第1回)】地下街にはたいてい噴水が数多くあり、その地下の噴水広場は待ち合わせ場所で、何十年前も、数年後も、誰かが誰かを待っていた−。人生と時間を描く新感覚物語集。1篇を増補し文庫化。〔2020年刊の改訂増補〕【「TRC MARC」の商品解説】
映画館、喫茶店、地下街の噴水広場、島、空港……様々な場所の人間と時間の不思議を描き話題となった新感覚の物語集。一篇を増補。解説 深緑野分【商品解説】
収録作品一覧
一年一組一番と二組一番は、長雨の夏に渡り廊下のそばの植え込みできのこを発見し、卒業して二年後に再会したあと、十年経って、二十年経って、まだ会えていない話 | 13−21 | |
---|---|---|
角のたばこ屋は藤に覆われていて毎年見事な花が咲いたが、よく見るとそれは二本の藤が絡まり合っていて、一つはある日家の前に置かれていたということを、今は誰も知らない | 22−28 | |
逃げて入り江にたどり着いた男は少年と老人に助けられ、戦争が終わってからもその集落に住み続けたが、ほとんど少年としか話さなかった | 29−35 |
著者紹介
柴崎 友香
- 略歴
- 柴崎 友香(しばさき・ともか):1973年大阪生まれ。2000年に第一作『きょうのできごと』を上梓(2004年に映画化)。2007年に『その街の今は』で藝術選奨文部科学大臣新人賞、織田作之助賞大賞、咲くやこの花賞、2010年に『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞(2018年に映画化)、2014年『春の庭』で芥川賞を受賞。他の小説作品に『続きと始まり』『待ち遠しい』『千の扉』『パノララ』『わたしがいなかった街で』『ビリジアン』『虹色と幸運』、エッセイに『大阪』(岸政彦との共著)『よう知らんけど日記』など著書多数。
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モヤモヤ
2024/03/11 18:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ママさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みながら、何だか気持ちが悪いというのか、心がモヤモヤするような、不思議な感覚になりました。
普通なのに何処か普通ではないような、何処か違っているような…
不思議な物語でした。