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- カテゴリ:一般
- 発売日:2024/03/25
- 出版社: NHK出版
- サイズ:21cm/113p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-14-223162-1
紙の本
フロイト『夢判断』 自分とは何者なのか (NHKテキスト 100分de名著)新刊
著者 立木 康介 (著)
夢の中へ、自分の知らない自分を探しに人は誰しも、自分では認識していない「心の秘密」を持っており、そのありか=「無意識」にたどり着き、心の秘密を取り戻すことで、心の病を治療...
フロイト『夢判断』 自分とは何者なのか (NHKテキスト 100分de名著)
NHK 100分 de 名著 フロイト『夢判断』2024年4月
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商品説明
夢の中へ、自分の知らない自分を探しに
人は誰しも、自分では認識していない「心の秘密」を持っており、そのありか=「無意識」にたどり着き、心の秘密を取り戻すことで、心の病を治療することができる。そして、無意識を明らかにするための重要な素材が「夢」である――フロイトはこう考え、「無意識」という新たな心の領域を発見・探求し、人類の知の枠組みを一変させた。その理論を、夢の分析の豊富な事例をもとに築き上げたのが『夢判断』だ。「エディプス・コンプレックス」など性に関わる問題を扱っていたこともあり、誤読・誤解されることも多い本書を改めて丁寧にひもとき、夢や無意識をめぐるフロイトの理論・思想の本質、そして現代にも通じるその革新性を読みとく。【商品解説】
著者紹介
立木 康介
- 略歴
- 京都大学教授。1968年、神奈川県生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。パリ第8大学精神分析学科博士課程修了。専門は精神分析。京都大学大学院人間・環境学研究科助手、同大学人文科学研究所准教授を経て現職。主な著書に『精神分析と現実界――フロイト/ラカンの根本問題』(人文書院)、『精神分析の名著 フロイトから土居健郎まで』(編著、中公新書)、『露出せよ、と現代文明は言う――「心の闇」の喪失と精神分析』(河出書房新社)など。
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すべて理解できたわけではないが、取り組み甲斐のあった内容でした
2024/04/23 02:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
大平健編訳の『新編 夢判断』を並行して読みつつ、本書で勉強させてもらいました。昨日の番組最終回の時点では第5章の途中でしたが、実によい知的鍛錬となりました。大変よいテキストと番組をありがとうございました。
「授乳の経験を通して、子どもの身体には、単に「空腹が満たされる」という満足を超えた「唇や口腔の快楽」が派生し、その結果として口唇領域の性愛化が生じます。端的に言えば、唇が性感帯になるということです。この性愛化は、口元の表情や声の抑揚、さらには咳払いに至るまで、おおよそ口唇領域が行う人間的表現-感情表現やコミュニケーション-を可能にしていきます。何かをおいしいと思って食べることや、その食感を楽しむようになることも、口唇領域の性愛化の効果と言ってよいでしょう。」(69頁)
「自我が成長していけば、快の再現を至上命題とする一次過程は、社会生活によって課せられる諸制約にぶつかり、禁止されたり、自ずから断念されたりします。そのときに一次過程を停止させる働きをするのが、願望=「快の再現の追求」を無意識へと追いやる抑圧なのです。」(91頁)
「「夢」から出発して、自分の願望に辿り着く方法を教えるのが、フロイトの『夢判断』なのです。」(109頁)
さてさて、原テキストに引き続き取り組んで、ぜひ読了せねば!
電子書籍
フロイト
2024/04/01 06:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:むさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
フロイト自体は知っているが夢判断はまともに読んだことはない。フロイト自体は嫌いではないのだが、それを取り巻く研究者に姿勢には全く共感できないのか痛い所。