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紙の本
記憶を失くした彼女の手紙 消えてしまった完璧な令嬢と、王子の遅すぎた後悔の話 (レジーナブックス)
著者 甘糖 むい (著)
【アルファポリス恋愛小説大賞特別賞(第16回)】他の女性を愛し始めた婚約者アルベルトへの想いに苦しみ、彼の前から姿を消したシェルニア。辺境への赴任を命じられたアルベルトは...
記憶を失くした彼女の手紙 消えてしまった完璧な令嬢と、王子の遅すぎた後悔の話 (レジーナブックス)
記憶を失くした彼女の手紙 消えてしまった完璧な令嬢と、王子の遅すぎた後悔の話
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商品説明
【アルファポリス恋愛小説大賞特別賞(第16回)】他の女性を愛し始めた婚約者アルベルトへの想いに苦しみ、彼の前から姿を消したシェルニア。辺境への赴任を命じられたアルベルトは、シェルニアとそっくりな盲目の少女と出会い…。『アルファポリス』掲載を加筆し書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
「貴方のことが大好きでした」――元婚約者から届いた手紙に書かれた言葉を、王子は信じられずにいた。王子アルベルトにとって婚約者シェルニアは、王妃の座にしか興味のない冷淡な女だった。けれど彼女は他の女性を愛しはじめたアルベルトへの想いに苦しみ、自ら望んで記憶を失い、彼の前から姿を消すことにしたのだという。残されたアルベルトは新たな婚約者を迎える条件として、辺境への赴任を命じられる。過酷な環境で仕事に打ち込む彼が出会ったのは、消えたはずのシェルニアとそっくりな盲目の少女、レインだった。そしてアルベルトは、自らの想いと向き合うことになるのだが……。これは愚かで美しい、恋の物語。【商品解説】
著者紹介
甘糖 むい
- 略歴
- 大阪出身。2023年頃から小説を投稿し、「第16回アルファポリス恋愛小説大賞」で特別賞を受賞。同作品を改稿・改題、2024年『記憶を失くした彼女の手紙 ~消えてしまった完璧な令嬢と、王子の遅すぎた後悔の話~』として刊行し、出版デビュー。
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紙の本
淡々とした物語
2024/03/21 15:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MIKA - この投稿者のレビュー一覧を見る
よくある、愚かな王子が改心するありきたりなパターンではないし、別れを告げた令嬢がザマァする話でもない。
ただ、そういう風になった人たちの話。それ以上でも以下でもなく、淡々と綴られていく物語でした。
周りの人々の心情をもう少し細かく丁寧に描かれていたら大作になったんだろうなあと惜しく思います。
紙の本
森に深々と降り積もる雪のような物語
2024/03/18 22:03
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ラ・レーネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読了した印象は静謐な森に音もなく降り積もる雪のようだと思いました。静かな中でじっと自分の内面と対峙しているような登場人物達、中には賑やかというか浅はかな人物もいましたけど…自分の要求ばかり主張する人はそれなりの境遇に置かれ、それに伴う責任を負わされる。甘い夢を早々に打ち砕かれたある人物は国家の根幹を揺るがす事件を引き起こす。自分を押し殺して尽くして裏切られた令嬢は絶望感の末に全てをなかった事にすることを選んだ。皆、己の中の自分と戦っているように見えました。大切なものは失ってからその重要性に気がつき、気づいた時には既に取り返しのつかない事になっている。後悔の中で生きるのも人生なら、新たな愛を選ぶのものまた人生。深々と降り積もる雪のように己の中に積もっていく想いと共にそっと本を閉じた…。