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商品説明
古代中国において「つまらぬ言説」を意味した〈小説〉は、歴史のなかでいかに変貌を遂げていったのか。漢初から清末まで、各時代を代表する作品を取り上げながら読み解く。昭和62年の放送大学教材をもとに書籍化。〔「漢文古典 2」(放送大学教育振興会 1987年刊)の改訂〕【「TRC MARC」の商品解説】
中国において《小説》はいかに芽生え、発展していったのか。講唱文芸と小説の関係など、独自の視点によって漢初から清末までの歴史を概観する。
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古代中国において「つまらぬ言説」を意味した《小説》。それが歴史のなかでいかに変貌を遂げていったかを、漢初から清末まで各時代を代表する作品を取り上げながら追っていく。小説の起源における語部と道家との関係、怪異な事件を記録する「志怪」からフィクションとしての性格を持つ「伝奇」が生まれたこと、そこにおいて僧侶が果たした役割、そして明末の長篇伝奇小説が黄色小説へと移行し、それが清初の才子佳人小説を育んでいったこと……。著者独自の視点と15のテーマを通し、中国古典小説の特色を浮かび上がらせる。
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15のテーマで読み解く
『荘子』から『水滸伝』『紅楼夢』まで、独特の展開を遂げた歴史を知るための概説書【商品解説】
目次
- 第一章 小説と物語――史家と方士たち
- 第二章 志怪から伝奇へ――史家と読者における変化
- 第三章 仏教と説教――応験記と遊行僧
- 第四章 二都の夢――新たな「小説」の誕生
- 第五章 神話の没落――??から五通へ
- 第六章 類書から通俗類書へ――伝奇小説の変遷 その一
- 第七章 短篇小説だった水滸伝――長篇小説の育たぬわけ
- 第八章 法家と小説家の間――公案概念の変遷
- 第九章 包龍図の登場――講唱文芸のとりで
- 第十章 幽霊さまざま――伝奇小説の変遷 その二
著者紹介
大塚 秀高
- 略歴
- 大塚 秀高(おおつか・ひでたか):1949年東京生まれ。東京大学文学部中国語中国文学科卒、同大学院博士課程単位取得満期退学。埼玉大学名誉教授。専門は中国古典小説。著書に『増補 中国通俗小説書目』(汲古書院)など。
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