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商品説明
いまだ「小田嶋隆が生きていたらなんと言っていただろう」という声が途切れない。
それならと、誰よりも小田嶋隆と親しかった思想家が、小田嶋隆ラスト3年間のツイートと対話を試みた。ついに登場、畢竟の小田嶋隆論!
いなくなった人のことをいつまでもくどくどと思い出し続ける。その人がどれほどたいせつな人であったかをいつまでも語り続ける。そして、「あの人がいまここにいたら、これを見て何と言うだろう」「あの人が生きていたら、私のこのふるまいを見て、何と言うだろう」という問いをことあるごとに脳裏によぎらせる。私たちはそうやって死者に叱られ、死者に笑われ、死者に教えられる。そういう想像力の使い方をすることを「供養する」というのだと私は思う。死者をして生きる者たちの規矩たらしめよ。(著者「はじめに」より)【商品解説】
目次
- はじめに
- 2020
- 2021
- 2022
- おわりに
著者紹介
内田樹
- 略歴
- 内田樹(うちだ・たつる)1950(昭和25)年東京都生まれ。神戸女学院大学名誉教授。東京都立大学人文科学研究科博士課程中退。専門はフランス文学・哲学、武道論、教育論など。神戸市で武道と哲学研究のための学塾凱風館を主宰。合気道七段。第六回小林秀雄賞(『私家版・ユダヤ文化論』文藝春秋)、2010年新書大賞(『日本辺境論』新潮社)、第三回伊丹十三賞を受賞。主著に『ためらいの倫理学』(KADOKAWA) 、『先生はえらい』(筑摩書房)、『レヴィナスと愛の現象学』、『寝ながら学べる構造主義』(共に文藝春秋)など。近著に『レヴィナスの時間論』(新教出版社)、『勇気論』(光文社)ほか。
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