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聖典クルアーンの思想 イスラームの世界観 増補 (ちくま学芸文庫)新刊
著者 大川 玲子 (著)
シーア派とスンナ派の違いなどを紹介しながら、ムハンマドの生涯を概観し、イスラームの成立過程をたどる。さらに「啓示」の基本構造を説明し、「ジハード」などの聖句の意味をクルア...
聖典クルアーンの思想 イスラームの世界観 増補 (ちくま学芸文庫)
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商品説明
シーア派とスンナ派の違いなどを紹介しながら、ムハンマドの生涯を概観し、イスラームの成立過程をたどる。さらに「啓示」の基本構造を説明し、「ジハード」などの聖句の意味をクルアーンを読みながら解説する。〔初版:講談社 2004年刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
ジハードはテロを意味するのか? なぜキリスト教、ユダヤ教といがみ合うのか? 最も遠いと思われがちな隣人の思想を経典の内容から理解する。
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クルアーンにはモーセやイエスといったユダヤ教・キリスト教の重要人物たちも預言者として登場する。いったい彼らとイスラームとはどういう関係なのか? なぜ同じ預言者同士でありながらムハンマドに下されたクルアーンが最も正しい聖典とされるのか? 本書ではまずシーア派とスンナ派の違いなどの基礎知識を紹介しながらムハンマドの生涯を概観し、イスラームの成立過程をたどる。その上で天から下されては更新されていく「啓示」の基本構造を説明し「ジハード」などの聖句の意味をクルアーンを読みながら解説する。イスラームの考え方や行動の意味が根本からわかる格好の入門書。
===
ムスリムは何を信じているのか
ユダヤ教・キリスト教との関係からジハードまで
イスラームの基本を根本から理解する
===
【商品解説】
目次
- 増補版はじめに
- 初版はじめに
- 第一章 クルアーンとはいかなる聖典なのか?
- 1クルアーン誕生の経緯 アッラーの啓示から書物へ
- 2クルアーンの構成と内容
- 3読誦されるクルアーン 日常生活のなかで
- 第二章 預言者たちとクルアーンに先行する諸啓典
- 1「啓典の民」と「純正一神教徒」 クルアーンのユダヤ・キリスト教徒観
- 2預言者たちと啓典 アダムからアブラハムへ
- 3モーセの「律法の書」、ダビデの「詩篇」、イエスの「福音の書」
著者紹介
大川 玲子
- 略歴
- 大川玲子(おおかわ・れいこ):イスラム学者。明治学院大学国際学部教授。ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)修士課程修了。東京大学大学院人文社会系イスラム学博士課程修了。著書に『イスラーム化する世界――グローバリゼーション時代の宗教』(平凡社新書)、『クルアーンーー神の言葉を誰が聞くのか』 『リベラルなイスラームーー自分らしくある宗教講義』(ともに慶應義塾大学出版会)、『イスラーム基本練習帳』(共著、大和書房)などが、訳書にマイケル・クック『コーラン』 ( 岩波書店)がある。
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旧版から20年経つと
2024/05/27 22:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
旧版が出てから20年ほど経ったのでアプリが色々と実用化されてクルアーンの「意味」の日本語訳が色々と出たからか、一章増えている。ただしアフマディーヤの旧版の「意味」の翻訳は旧版で書けたはずだが。
この本にはクルアーンの預言者イーサーが「泥の鳥に命を与えた奇跡は、「トマスによるイエスの幼児物語」で言及されている」と記されている。クルアーンでイーサーが磔刑にあった事を否定しているのは復活の否定ではなくヒジャーズにビザンチン帝国やアクスム王国で迫害されて逃れてきた仮現論かグノーシス主義の教団がいたのだろうか?
五行六信はスンナ派のそれなのでシーア派との違いも触れた方がいいのに。
「ジハードは自爆テロではなく「努力」」と言うが「社会の閉塞が真の問題なのである」とある。その前に「ムハンマドが自殺を禁じたとするハディースも伝えられており、ムスリムにとっては決して行ってはならない行為とされる」とあるように何故、教義に反する行為をアッラーの名において為されるのか?殉教者気取りのテロリストが旅客機を乗っ取ってビルに突っ込んだらテロリストはクルアーンに約束されるという天国へ行けて連中の犠牲となった人々は地獄に行くのだろうか?ハマースがイスラエルで虐殺して人質として拉致した事は正当化出来るのだろうか?イスラーム教徒が忌み嫌う十字軍が「神の名において」ユダヤ教徒やイスラーム教徒どころか「異端」と見なした正教徒や非カルケドン派の信者を虐殺したのとどこが違うのか?シーア派であれスンナ派であれイスラーム原理主義者が中世のイスマーイール派の暗殺教団が先例に従って教義を否定するなら「偶像の書」にあるムハンマド自身が「虚偽」であるはずのクライシュ族の守護女神のアル・ウッザーに生け贄を捧げた事を元にして「アッラーの三柱の娘」への崇拝も復活するのだろうか?さてアッラート、アル・ウッザー、マナートは「虚偽」なのか、それとも天使に人間が「女の名」をつけた存在なのだろうか?