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商品説明
日本の知の礎を築いたのは、飽くなき探求心を持ちつづけた学者たちだった。土居健郎は言う、「まず「わかる」とはどういうことかということをわかる必要があるでしょう」。禅の本質を説く鈴木大拙、インド思想史に人類史的な普遍性を見た中村元、心理療法の目的を自身の物語の発見に見いだした河合隼雄、人間と自然の関係の変化が歴史学に課題をもたらしたと指摘する網野善彦……。日本を代表する「知の巨人」たち、その学問の総決算ともいえる最終講義を精選したアンソロジー。「学究の極み」篇では、日本の知の礎を築いた学者たちが生涯をかけて追究した研究テーマ、その集大成を披露した講義を収録。冒頭に各講義の要約を付し、難解な講義も概要をつかみやすくした。推薦・若松英輔【商品解説】
目次
- 凡例
- 小泉八雲 日本文学の未来のために
- 鈴木大拙 禅は人々を、不可得という仕方で自証する自己に目ざめさせる
- 宇野弘蔵 利子論
- 大塚久雄 イギリス経済史における十五世紀
- 中村 元 インド思想文化への視角
- 土居健郎 人間理解の方法――「わかる」と「わからない」
- 鶴見和子 内発的発展の三つの事例
- 河合隼雄 コンステレーション
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