ファイヤーというライフスタイル
2025/03/19 10:10
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投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここ数年、追いかけている稲垣えみ子さん。
ピンときて、手に取ったのが、こちらの共著。
お相手は大原さん、
1985年生まれの若者、25歳のとき、思いがけず、ファイヤーを達成しました。
わたし、このファイヤーの意味を知りませんでした。
経済的に自立して早期リタイア、の意味なんだそうです。
はじめにのところで、稲垣えみ子さんは言います。
「ファイヤー、すなわち『経済的に自立して何ものにも縛られず自由に生きる』という選択肢を持つことは、これから生きるすべての人に必要なことなのだと思います」
すっかり稲垣えみ子さんファンのわたし、
なんと説得力のある言葉でしょう。
伝えて、こうも言われてます。
「お金を貯めなくても、誰だってお金から永遠に自由になることができる。
お金に振り回され続ける人生から自由になることができるのです。
そんなウマい話があるわけないと思われるかもしれないが、本当のことなんです。(後略)」
世代の違う稲垣さんと大原さんが、
これまでの生き方、その生活を変えてから行動することで、
腑に落ちたことをじっくりじっくり語り合います。
300ページ超えのボリュームですが、重要部分には黄緑色のマーカーが引いてあり、まずそこだけを拾って読むのも、ありです。
この本を読んで、共感できるところが一つでもあれば、
夢中になること、間違いなし。
「みんなが良くなれば自分も良くなるんだから」(稲垣さん)
「お金を介さなくても誰かの役に立てることっていっぱいあるし。」(大原さん)
「親切であることは、この世の最大の価値なんじゃないか?」(稲垣さん)
「自分がたくさんもらっていることに気づけたら、その瞬間にマジでリッチに思える。心が超豊かになる。」(大原さん)
私はこの本を読んだ後、自分で作ったうどんの美味しさに、改めて気づき、なんともうれしい気持ちになりました。
ちょっと違うかもしれないけど、新しい世界の扉が開いたことは、間違いありません。
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お金についての考え方が変わった。
お金、あってもいいけどなくてもいい。
そんな生き方ができればいいな。
いくら貯めてもお金の心配はなくならない。
幸せについても、お金や物をもっているから幸せとは限らない。
自分さえ良ければいいという考え方も改めないといけない。
足りないことばかりに目を向けがちだが、今持っているもので充分に足りている。
自分でできることを増やし、他人の役に立つような事ができれば充実した毎日がおくれるだろう。
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●なぜ気になったか
稲垣さんと大原さん、足るを知る生活に至る過程で参考にさせてもらった二人。会社を49歳で早期退職しフリーランスで11年働き、60歳を機に仕事を減らしほぼ隠居生活の今、二人のFIREに対する考えを知りたい
●読了感想
やはりこの二人の考え方は受入れられる。FIREはあくまで手段、目的に応じたFIREのやり方があるのに巷のFIRE論はお金を貯めることばかり。余分なお金は自分を幸せにしてくれる人のために使えば確実に自分も幸せに、のチーム論に激しく同意
#シン・ファイヤー
#稲垣えみ子
#大原扁理
24/7/1出版
https://amzn.to/4cDlA6N
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私にはずっと側に置いておくと決めている本(いわばお守り代わりのような)が何冊かあるのだが、この本はそのラインナップに堂々加わった。内容を要約すると、大事なのはお金じゃない、家事ができて自分の面倒がみれることと、人に親切にすること。というごくごくシンプルなものだった。私はこの本を読んで、妙に安心し、勇気づけられた。だって自分は家事はできてるし、人に親切にする(まずは笑顔で挨拶)なんて、心持ち一つで簡単にできることだったからだ。そう思えたら、私は何があってもこの先生きていけるな、という自信がメラメラ湧いてきて、小さな悩みなんて吹き飛んで、どうにかなるマインドでいられるようになった。だから今はすごくすがすがしいし、楽に生きれる気分。
実は私も最近、笑顔は人生の通行手形と思える出来事が何回かあり、ちょうど笑顔で挨拶を意識するようになっていた。元々人見知りで苦手分野だったのだけど、笑顔で挨拶すると、そのあとのコミュニケーションが結構うまくいくのだ。私も稲垣えみこさんみたいに、友達100人できるかな。人生迷った時は、またこの本を開きたいと思います。
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働くか働かないかという選択の自由
隠居はFIREに含まれている
結局お金だよねという思考からいかに抜け出すか
お金って必要なくないか≒ほんわかした幸せ
日本人・大きな規範 外国人・何重の規範
ルールに従っていれば食っていける≒特権的
無い面白さ貯金
不必要な物がクリアに→アレもコレも無くても生きていける
幸せのハードルが低いほど幸せになれる
旅=老いていく練習
コントロールできないことをポジティブに捉える
余っている人か足りない人か
やることが決まっている→迷いや後悔なし・エネルギー不要
いちばんの敵は自我
ソロー・生きるため 鴨長明・死ぬため
過剰な節約生活←自分を信じていない
小乗仏教ー輪廻転生が幸せの最終形態
宗教の存在がお金一色で染まってしまうことの防波堤
自力ー減っていく資産
洋服は姿勢とスタイル
いつか死ぬ→ギフト→今を一生懸命
この世界に買いたいものがない・幸せをDIY
お金がなくても生きていける選択肢
自分からは逃げられない→自分が変わる
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JobPicksの「定時までに帰れるラジオ」に著者の稲垣えみ子さんがゲスト出演されたことをきっかけに本書を知った。
『年収90万円で東京ハッピーライフ』の著者である大原扁理さんとの対談であり、2人の主張は一貫して「お金という単一の評価軸しか持てないままでは、幸せなれない」ということ。
お金以外にどんな評価軸があり、生活の中の営みをどのように捉え直すことができるのかを自分の中で考える機会にできた。
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入金力に頼るありがちなFIRE本ではなく、資本主義やコスパ主義から降り、お金に頼らず自分の面倒を見て、他人との付き合いで生きようという内容。
足るを知るということが大事。
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▼感想
稲垣さん、大原さんのトーク形式でおふたりの掛け合いを楽しく読ませていただきました。
本書を読んで考え方に取り入れたいと思ったのは3つ
(1)仕事とお金を切り離して考える
(2)すでに満たされていると気づく
(3)自分だけ豊かになるのがゴールではない
巷のFIRE本で「節約・投資でお金を最速で貯め、仕事辞めて4%で暮らしましょう」に、邁進している方に別の観点を取り入れる意味でお勧めできる書籍かと思いました!
▼メモ
・結局、自分が豊かになったときに、自分が豊かなだけでは満足できなくなる。世の中のために何かをしたくなる人たちがたくさんいる
・私、幸せってほんわかしたものだと思うんです。でも、FIREはけっこうキリキリしていますよね。それはやっぱり達成前も達成してからも、お金という数字に支配されているからな気がする
・過剰な節約生活の人は、自分の力を信じていないんだと思う。経験上、自分を信じることが出来ると、社会も信じられるようになる。
・みんな、今、自立=会社に勤めてお金を稼ぐことだと思ってる。そうではなくて、自分で自分を幸せにできる力がある人が自立している人だと思う。そこを知らずにFIREに邁進していくのは無駄が多いって思うんです。
・広く言えば、仕事って他人と関わることでお互いに良い世界を作っていきましょうよ、っていう。だから、仕事とお金を切り離したときに、仕事は当たり前に人生の中で必要な事だと思うようになりました。
・結局、お金に縁がある人は欲が少ない人。足るを知る人。自分のことばかり考えない人
・他人に親切にできる心と、自己節制。健康に良い質素なご飯を適量食べて、ちゃんと掃除をして、清潔な衣類を着て暮らしましょう。それ以上に何の幸せが必要ですか?
・世界への信頼は、お金をひたすら貯め込まずとも自分はすでに満たされていると気づくことで、生まれる。つまり、そこにさえ気づけば誰でもその瞬間に経済的に自立出来て、FIREを達成できる
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世間一般で言うFIREとは一味違うFIREをされた2人の対談。最終的には人に親切にしましょうと言う内容。
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競争社会、会社生活からリタイアしてどう生きるか…生活のサイズをダウンサイズし、社会への大きく、幅広く、薄くでもいいから還元していく意識を強く持ち働く、社会に人間に関わり続ける。読むべき時期に出会えて良かった本。
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大好きな稲垣えみ子さんの新作。大原扁理さんも何か読んだよなーと調べたら、1冊読んでた。年収90万で隠居生活という、憧れた生活の人だったわ。そんな人達の今どきのFIRE本ってお金の話ばっかりじゃね?というとこから、お金にとらわれずに幸せに生きるためには周りに親切にすること、という話だった。まさに、私もお金にとらわれてるわー。最近確定申告して、納税額の高さにブーブー言ってたし。まさにタイムリー。税金あっての快適な暮らし。それを忘れちゃいかんね。今、道路陥没で大事故・大災害になってるし。私も全く周りへの親切が足りてないと反省。稲垣さんが老後に向けて海外旅行で修行してるとか、ここからさらに手放していくという話も非常に勉強になった。まさにメンター。大原さんの介護の話や地元が嫌いという話も身につまされる。大原さんの本も読んでいこう。
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世間的にもてはやされてるようなカタチでなくてFIREされている2人の対談
現代社会がお金という価値観を基準に運営されていることを改めて気付かせてくれる内容。
それを手放すことによって人生が拓けていく様子が伺えて考えさせられる。
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自分とのコミニュケーションが取れてないというか気づいてない人が多い。
心の持ち出しを、みんなが少しずつやれば、住み良い世界になるはず。
自分は既に十分満たされている。
現代人は骨の髄まで成果主義。
自分を信じることが出来ると、社会も信じられるようになる。
今、自立=お金を稼ぐことだと思っている人が多いけど、自分で自分を幸せに出来る力がある人が自立している人だと思う。
人生で肝心なのは、その人なりにハッピーに生きていく事。仕事は他人と関わることでお互いに良い世界を作っていきめしょうよ、ということ。
いつか死ぬって大きな希望。
永遠は今、ここにある。今が全て。
みんなが良くなれば、自分も良くなる。
人に親切にしよう。それがより良い世界を作っていく。
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ここまでお金を貯めれば働かなくてよいというのが一般的なファイヤーだとすれば、これは、最小限のお金があれば、生活できる、これもファイヤーであるというもの。稲垣さんと大原さんで、若干スタンスの違いはあるが、行き方の方向性が同じ。お金がなければ生きていけないが、お金だけが生きる手段ではない。仕事は、お金を稼ぐためでなく誰かを助けるため、人を喜ばせるため。お金を使うのは欲しいものを買うためでなくその店、相手を応援するため。節約ではない。納得できないお金は使わない。お金は、自分の望む世界を作るためのもの。幸せは、自分の人生を他人のコントロール下におかず、できるだけ自分で選択して作り上げる歓び。一番大事なことは家事。二番目は人間関係。
そうか、お金で手放してしまったこの手でできることを、取り戻していこうとすることなんだなと思う。これは今の世の中に対する小さな抵抗。でも、何か私にもできるかなという気もする。けど、冷蔵庫を捨てる勇気はもてないかなあ。実は読書会で大原さんにお会いしたのですが、彼は面白い物、面白い人を見つける天才なのだなと思った。自分の尺度の感性で自分の尺度の人生を。これもかっこいいなあ。でも、冷蔵庫捨てるのはな~。
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お金との向き合い方のヒントを得たくて読み始めたけど、それを超えた生き方のヒントを教えてもらった感じ。この本を読んでから家事、めんどくさいなと思いつつも、いつもより前向きに台所のシンクを洗っている自分がいる。お二人の他の本も読みたいな
親切は世界を良くする!今日から出来ることをやっていこうかな