首藤康之／ドキュメンタリー『今日と明日の間で』【DVD】

『今日と明日の間で』

生きている。舞っている。そして、明日を探している－。

選ばれし美しい人　首藤康之。
現代を代表する世界的コリオグラファー（振付家）モーリス・ベジャール、マシュー・ボーンらを次々に虜にしてきた首藤。
舞台で見せる芸術性の高さと、人間を超越した美しさは、観るものの心を震わせ涙させる。9歳でバレエに出逢い、自分の居場所を見つけた。15歳で東京バレエ団入団後、世界中で人気を博し、バレエに人生の全てを捧げ、舞台上で自身の全てを差し出してきた。今まで多くを語らなかった彼が、胸に秘めてきた思いを初めて語る－。
2010年の全ステージ、新作「時の庭」、首藤の新境地を開いたともいえる異色作「空白に落ちた男」「アポクリフ」、そしてこの映画のために中村恩恵が新たに振り付けた新作ソロダンス「Between Today and Tomorrow」を撮影、さらに斎藤友佳理、小野寺修二、シディ・ラルビ・シェルカウイが語る首藤の素顔や、モーリス・ベジャールとの貴重な稽古風景も公開している。
自分に与えられた才能と一心不乱に真摯に向き合って生きる姿は、普段私たちが意識することを忘れている“とてもシンプルだが最も大切なこと”に気づかせてくれる。

【首藤康之プロフィール】
9歳からバレエを始め、15歳で東京バレエ団入団。19歳で『眠れる森の美女』に主演したのを皮切りに、「ラ・シルフィード」「白鳥の湖」「ジゼル」などの古典をはじめ、モーリス・ベジャール振付「M」「ボレロ」他、ジョン・ノイマイヤー、イリ・キリアンなど世界の名だたる振付家の作品に数多く出演。
04年「ボレロ」「ザ・カブキ」を最後に東京バレエ団を退団、特別団員に。以降も浅野忠信監督の映画「トーリ」、06年東京バレエ団ディアギレフ・プロ「牧神の午後」などに主演。07年自身のスタジオ「THE STUDIO」をオープン。
同年9月にはベルギー・王立モネ劇場でシディ・ラルビ・シャルカウイ振付「アポクリフ」を世界初演。
08年小野寺修二演出「空白に落ちた男」に主演。11月東京バレエ団モーリス・ベジャール追悼公演「くるみ割り人形」12月「ザ・カブキ」に特別出演したほか、ドイツ・デュッセルドルフにて、ピナ・バウシュが芸術監督をつとめるＮＲＷ国際ダンス・フェスティバルに出演。
09年には同じく東京バレエ団「中国の不思議な役人」で役人、娘役の２役を演じる。
5月にはダブリン国際ダンスフェスティバルに参加するなど国内外問わず活動の場を広げている。
2011年度芸術選奨文部科学大臣賞　受賞。（スタイルジャム）

【スタッフ】
監督：小林潤子　撮影：大高明毅　照明：花村浩　録音：森英司、富野舞　編集：大重裕二
テーマ音楽：椎名林檎『Between Today and Tomorrow』

【キャスト】
出演：首藤康之、中村恩恵、小野寺修二、斎藤友佳理、シディ・ラルビ・シェルカウイ

製作年：2011
収録時間：約118分（本編：88分）
画面：カラー、16:9
音声：2.0chステレオ
特典映像：舞台挨拶等
NTSC
Region 2

発売元：スタイルジャム
販売元：アミューズソフト
税込価格：4,935円
(C) 2011　スタイルジャム