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CD
『電脳カフェ』のための音楽【CD】
現代音楽とサイバーオカルトが野合した日本の電子音楽裏歴史、『電脳カフェ』のための音楽(1991年)。本作はアールヴィヴァン(西武)...
『電脳カフェ』のための音楽【CD】
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曲目
- ディスク1
- モーニング
- アフタヌーン
- イブニング
- ナイト (リミックス)
商品説明
現代音楽とサイバーオカルトが野合した日本の電子音楽裏歴史、
『電脳カフェ』のための音楽(1991年)。
本作はアールヴィヴァン(西武)運営のスペースで高橋悠治が企画したイベント「池袋電脳カフェ」のために制作された幻のカセットの復刻です。これは高橋悠治と藤枝 守のマック(*1)を用いたコンピューターシステムの共演で、柴田南雄宅で櫻井 卓の手により録音。揺るぎない信念のもと、高橋がマックでコントロールしたサンプリング音源と、藤枝がMAXで操作した音響システムとFM音源(*2)が交錯する意味不明の音塊が収録されました。当時のパンフレットに高橋が寄せた言葉 「日常のゆらめく時間のなかに暗い電脳空間の半透明な座標軸が陽炎のように見え隠れする」 は、彼がサイバーオカルト的なものに憑かれていた可能性を示し、また、当時の雑誌取材で 「来なかった人も重要。自分はそこにいなかったけれども、何かが起こっていたらしい、と後で知る。そのイメージから全然別のものが出てくる可能性がある」 と語ったのは予言だったのでしょうか。理性が基根をなす現代音楽と怪しい電脳オカルト的世界が交錯したのはごく短い期間であり、本作はその「残してはいけなかったかもしれないもの」を記録した裏歴史資料です。 解説は日本の電子音楽の泰斗、川崎弘二。(メーカー資料より)
【注釈=】
*1:植物学者の銅金裕司によると当時のマックは「オカルト的な感じ」が漂い、価格は「軽トラ2台分」だった (『エコロジカル・プラントロン』解説より)。
*2:後に『プラントロン』インスタレーションでも使用されるシステム。(メーカー資料より)
【収録情報】
01. Morning [4:44]
02. Afternoon [9:38]
03. Evening [9:34]
04. Night (Remix) [4:40]
通常ジュエルケース/24Pブック封入
解説:川崎弘二
日本語・英語掲載
ADテープ変換:SUGAI KEN
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