ナディヤ・アフェヤン／アリアと歌曲集【CD】

ナディヤ・アフェヤン／アリアと歌曲集

「gega」が取り組む往年のブルガリアのオペラ歌手のCDのシリーズ。ナディヤ・アフェヤン[1917-2000]は、第二次大戦直後から長年に渡ってソフィア歌劇場で活躍したメゾ・ソプラノ。主要なメゾ役はあらかた歌ったようです。また若い頃にベルリンとウィーンで学んだことから、東ベルリンのベルリン国立歌劇場でも活躍しました。暗く深みのある彼女の歌の魅力は、これらの録音からでも十分窺えるでしょう。
　歌唱は概ね原語のようですが、『カルメン』の二重唱はおそらくブルガリア語歌唱と思われます。また1974年の『アイーダ』のみステレオ録音らしき広がりが感じられます（どちらもCDには記載なし）。（輸入元情報）

【収録情報】
1. ビゼー：『カルメン』～ハバネラ
2. ビゼー：『カルメン』～あんたかい（第4幕 カルメンとジョゼの二重唱）
3. ヴェルディ：『トロヴァトーレ』～炎は燃えて／鎖につながれて
4. ヴェルディ：『ドン・カルロ』～おお、不幸な贈り物よ
5. ヴェルディ：『アイーダ』～ああ！ 死にそうだわ（第4幕の裁判の場面）
6. ポンキエッリ：『ジョコンダ』～貴婦人の声か、天使の声か
7. サン＝サーンス：『サムソンとデリラ』～愛の神よ、私を助けに来ておくれ
8. ムソルグスキー：『ホヴァンシチナ』～神秘の力（マルファの予言）
9. ピプコフ：『モムチル』～エフロジーナのアリア
10. ヴォルフ：隠棲
11. ルフェーブル：この世で

　ナディヤ・アフェヤン（メゾ・ソプラノ）
　リュボミール・ボドゥロフ（テノール／ジョゼ：2）
　ニコライ・ストイロフ（バス／ランフィス：5）
　リュベン・コンドフ（ピアノ：10,11）
　ミハイル・アンゲロフ指揮、ブルガリア国営放送交響楽団（1,3,5,6,7,9）
　ルスラン・ライチェフ指揮、ブルガリア国営放送交響楽団（2,8）
　ルスラン・ライチェフ指揮、ペルニク交響楽団（4）
　ソフィア歌劇場合唱団

　録音：1967年（1,3,6,7,9,10,11）、1960年（2,4）、1974年（5）、1963年（8）