目次
スペクトル定量分析
- 長谷川 健(著)
- 1 スペクトル定量分析の前に
- 1.1 吸収スペクトル測定の基礎
- 1.2 スペクトル解析の分析化学および分光学での位置
- 1.3 スペクトル定量解析の応用分野
- 1.4 本書のスペクトル検量で扱うモデルデータ
- 2 吸収スペクトル強度の定量的扱い
- 2.1 Lambert‐Beer則
- 2.2 多次元空間で考えるスペクトル
- 3 逆Lambert‐Beer則
- 3.1 Lambert‐Beer則による定量解析の原理的限界
- 3.2 濃度のモデル化:画期的な逆Lambert‐Beerモデル
- 3.3 逆L-B法によるスペクトル検量:ILS回帰法
- 3.4 逆L-B法の原理的な問題点
- 3.5 モデルデータでILS法を試す
- 3.6 波長点数をいかにして減らすか
- 4 スペクトル情報の主成分
- 4.1 スペクトル行列の直交ベクトルによる展開
- 4.2 直交ベクトルによる多次元空間でのプロットの整理
- 4.3 PCR法によるスペクトル検量の方法
- 4.4 スペクトル行列の分解はどこまでやるのか?
- 5 スペクトルと濃度のそれぞれの誤差
- 5.1 測定誤差・ノイズを改めて考え直そう
- 5.2 スペクトルと濃度のモデル化:PLS2法
- 5.3 weight loadingの導入
- 5.4 PLS法によるスペクトル検量の残りのステップ
- 5.5 PLSローディングとPCAローディングの関係
- 5.6 PLS2法での未知試料濃度予測
- 5.7 検量に使う化学成分が1成分のみのとき:PLS1法
- 5.8 モデルデータでPLS法を試す
- 5.9 PLS法とPCR法の類似性と違い
- 6 スペクトルの前処理
- 6.1 スペクトルを乱すもの
- 6.2 差スペクトル法
- 6.3 二次微分法
- 6.4 Multiplicative Scattering Correlation(MSC)
- 6.5 スムージング
- 6.6 その他ノイズ除去あれこれ
- 7 反射スペクトルの定量分析
- 7.1 分析化学で利用される代表的な反射分光法
- 7.2 実際の反射スペクトル解析
- 付録 表面光学の基礎
- A.1 静的誘電率と光学誘電率
- A.2 スペクトルの本質を表現する複素誘電率
- A.3 金属の複素誘電率:Drudeのモデル
- A.4 Fresnelの透過・反射係数
- A.5 透過率・反射率スペクトル
- A.6 多層系での透過・反射スペクトル
- A.7 光学異方性の取り込み