序章生命倫理および医事法の原点としての被験者保護と「人間の尊厳」
- １序
- ２人体実験・臨床試験における被験者保護と「人間の尊厳」
- ３新規医療への対応
- ４結語
第１章「人間の尊厳」と生命倫理・医事法
- １序
- ２生命倫理・医事法の問題における「人間の尊厳」の位相
- ３人体実験・臨床試験における被験者保護と「人間の尊厳」
- ４新規医療・人体利用への対応と「人間の尊厳」
- ５結語
第２章人体実験と日本刑法
- １序
- ２人体実験の概念分類
- ３日本における人体実験の実態分析
- ４人体実験をめぐる刑法上の問題点
- ５結語
第３章医薬品の臨床試験とインフォームド・コンセント
- １序
- ２医薬品の臨床試験の法的位置づけ
- ３医薬品の臨床試験とインフォームド・コンセントをめぐる法的問題
- ４結語
第４章院内製剤とインフォームド・コンセント
- １序
- ２院内製剤の実態分析
- ３院内製剤とインフォームド・コンセントに関する法的諸問題
- ４結語－解決のための提言－
第５章臨床研究・人体実験とドイツ法
- １序
- ２ドイツにおける臨床試験（試験）の法的コントロール体制
- ３ドイツにおける臨床研究（試験）・人体実験をめぐる法的論議
- ４結語
第６章ドイツとオランダにおける被験者保護法制の比較法的考察
- １序
- ２ドイツの被験者保護法制と倫理委員会の機能
- ３オランダの被験者保護法制と倫理委員会の機能
- ４ドイツとオランダの制度比較
- ５結語－日本への示唆
終章被験者保護制度の行方
- １序
- ２アメリカにおける被験者保護をめぐる議論の動向
- ３イギリスにおける被験者保護をめぐる議論の動向
- ４日本における被験者保護をめぐる議論の動向
- ５結語
〈付録１〉アルビン・エーザー人体実験
- １研究者の倫理的および法的責任
- ２人体実験およびその法的枠組の複雑性
- ３人体実験の適法性
- ４手続的保障
〈付録２〉ヘルシンキ宣言
- Ａ．序言
- Ｂ．すべての医学研究のための基本原則
- Ｃ．メディカル・ケアと結びついた医学研究のための追加原則