目次
後発福祉国家論 比較のなかの韓国と東アジア
- 金 成垣（著）
- 序章 韓国の経験からの問い
- １ 比較福祉国家論の舞台に登場した韓国
- ２ グローバル化のなかの福祉国家化
- ３ 後発福祉国家と東アジア福祉論
- ４ 本書のねらい
- Ⅰ 福祉国家論のなかの韓国と東アジア
- １章 韓国福祉国家性格論争
- １ 韓国福祉国家性格論争の登場
- ２ 韓国における社会福祉学と福祉国家論の展開
- ３ 韓国福祉国家性格論争
- ４ 方法論的な問題提起
- ２章 比較福祉国家論のなかの東アジア
- １ 東アジア「福祉」論か，東アジア「福祉国家」論か
- ２ 比較福祉国家論と福祉レジーム論
- ３ 比較のなかの東アジアモデル
- ４ 「遅れてきた福祉国家」という考え方
- Ⅱ 「遅れてきた福祉国家」としての韓国
- ３章 「遅滞」の局面
- １ １９９０年代半ばまでの社会保障制度の展開
- ２ 「市場経済の安定装置としての福祉国家」の不在
- ３ 「民衆の政治的組織化の産物としての福祉国家」の不在
- ４ 「遅滞」をめぐる環境変化
- ４章 経済危機と政権交代
- １ ２つの転換期的事件
- ２ 経済危機と社会保障制度改革
- ３ 政権交代と福祉運動の活性化
- ４ 福祉国家形成の条件
- ５章 「後発」の局面
- １ 「圧縮成長」といわれる韓国の福祉国家化
- ２ 脱工業化時代における福祉再編の圧力
- ３ 脱冷戦時代における福祉政治の「脱階級化」
- ４ 「後発」の内実
- Ⅲ 比較のなかの「遅れてきた福祉国家」とその未来
- ６章 後発福祉国家論
- １ 新しいアプローチの必要性
- ２ 「遅滞」と「後発」の結合局面
- ３ もう１つの「遅れてきた福祉国家」の経験，日本
- ４ 「後発型」という考え方
- ７章 「遅れてきた福祉国家」のゆくえ
- １ ファースト・ステージからセカンド・ステージへ
- ２ セカンド・ステージをめぐる諸問題
- ３ セカンド・ステージの内実
- ４ 「遅れてきた福祉国家」のゆくえ
- 終章 後発福祉国家論の社会学的課題
- １ 本書のまとめ
- ２ 新しい問題提起Ⅰ
- ３ 新しい問題提起Ⅱ
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