第１章環境経済学の課題と方法
- １環境とは何か
- ２地球規模における環境問題
- ３環境問題への経済学的アプローチ
- ４環境問題の政治経済学
- ５サステナビリティとは何か
第２章現代資本主義と環境破壊のメカニズム
- １「人間と自然のあいだの物質代謝」
- ２廃棄物の経済学的分析
- ３資源・環境の収奪と放棄による自然破壊
- ４現代資本主義の展開と環境破壊
- ５地球環境問題
- ６旧社会主義国の環境問題
第３章環境経済学と潜在能力論
- １「潜在能力アプローチ」の提起
- ２新古典派の環境経済学理論の問題点
- ３潜在能力論の展開
- ４潜在能力論と環境経済学
- ５潜在能力論からの水俣病の被害論
第４章環境ガバナンス論
- １環境ガバナンスとは
- ２日本の循環型社会の制度・参画者分析
- ３ＥＵの環境ガバナンス
第５章環境をめぐる費用と環境の経済評価
- １環境汚染被害の社会的費用と社会的出費
- ２社会的費用・出費の分類
- ３支払い原理と制度設計
- ４環境の経済評価
第６章環境政策の手段
- １環境政策の手段と選択基準
- ２直接的手段（規制的手段）
- ３間接的手段（経済的手段）
- ４基盤的手段（情報的手段）
- ５ポリシー・ミックスの環境政策
第７章環境再生による地域再生
- １汚染地域の環境再生とは
- ２被害の全面的解明と補償救済
- ３環境被害の低減と浄化
- ４社会環境と社会関係の修復
- ５地域経済再生への戦略
第８章企業と技術と環境問題
- １企業経営と環境保全
- ２企業戦略と環境戦略
- ３日本の環境対策技術
- ４環境経営
第９章地球温暖化問題と制度
- １京都議定書の制度分析
- ２日本の温暖化対策
- ３ＥＵの温暖化防止政策
- ４２０５０年半減へ向けての課題
- ５京都議定書を超えて豊かな「低炭素社会」への道
終章環境危機と経済危機の統合的解決を
- １２つの危機への対応が迫られる時代に
- ２低炭素・循環型社会のための戦略
- ３環境産業で拡がる仕事
- ４アジアの協力で危機を機会に
- ５「グリーン・ニューディール」と３つの視点