目次
文化の権利、幸福への権利 人類学から考える (関西学院大学論文叢書)
- 白石 壮一郎(著)
- 1 グローバルな「人権」言説と個々の生
- (1)近代国家における幸福追求の構想
- (2)潜在能力、人間の安全保障、人権
- 2 「文化」を語ることの困難
- (1)反=反相対主義−文化相対主義VS.啓蒙主義?
- (2)文化相対主義のパラドクスと人類学の再帰性
- 3 「市民社会」における「文化」の語り手
- (1)「文化」の語り手としてのネイティヴ人類学者たち
- (2)文化の戦略的表象−先住民運動、「民族ナショナリズム」
- 4 文化相対主義と普遍的「人権」概念
- (1)「人権」概念の有用性はどこにあるか?
- (2)女性割礼(FC/FGM)と「人権」言説
- (3)反=反女性割礼と当事者性をめぐる政治
- (4)難民という文化越境−カシンジャ判決とその反響
- 5 再び、「文化」を語ること
- (1)文化とともに生きる人びとのリアルな姿を描く
- (2)人類学的介入の可能性
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