第１章法哲学の精神
- 第１節「法哲学」という科目名あるいは学問分野
- 第２節日本における法哲学の発展
- 第３節法哲学と法学の関係
- 第４節法哲学と法哲学史
- 第５節法哲学の教え方
第２章法的思考
- 第１節利息制限法
- 第２節第１の判決の多数意見
- 第３節第１の判決の個別意見
- 第４節第２の判決
- 第５節第３の判決
第３章法律関係
- 第１節法の専門家と素人の距離
- 第２節ホーフェルド図式
- 第３節道徳哲学者の不満
- 第４節サムナーの図式
- 第５節ハートによる批判
第４章自然権と国家
- 第１節人権宣言
- 第２節ノージックの国家論
- 第３節超最小国家への移行
- 第４節最小国家への移行
- 第５節最小国家のもつ含意
第５章政府の役割
- 第１節アダム・スミスにおける政府の役割
- 第２節ロックナー事件
- 第３節ロックナー事件の反対意見
- 第４節判決における法律家的議論の検討
- 第５節政府の役割という観点からの検討
第６章市場と競争
- 第１節経済学における普通の説明
- 第２節市場とは何か
- 第３節財とその価値
- 第４節交換が起こるための条件
- 第５節価格の形成
- 第６節均衡
- 第７節費用とは何か
第７章市場と法
- 第１節法学と経済学
- 第２節代替の概念
- 第３節経済学についてのコースの見方
- 第４節取引費用
- 第５節コースの定理
- 第６節ピグー的課税
- 第７節コースの経済理論の含意
第８章正義の概念
- 第１節アリストテレスの倫理学
- 第２節アリストテレスの正義論
- 第３節手続的正義
第９章分配の正義
- 第１節行為の正義の理論
- 第２節分配の正義の理論
- 第３節格差原理
第１０章リベラリズムと法
- 第１節ミルの自由論
- 第２節自由の概念
- 第３節法の概念