第１章環境規制の政策評価の現状と経済学の基礎理論
- １．１．環境経済学の基礎理論
- １．２．環境政策の手段
- １．３．環境政策の評価と環境経済学
- １．４．政策評価の実際
- １．５．日本の政策評価の流れと現状
- １．６．定量的な政策評価の手法：本書の構成
第２章自動車ＮＯｘ・ＰＭ法の車種規制の事前的政策評価
- ２．１．はじめに
- ２．２．ＮＯｘ・ＰＭ法における車種規制とその背景
- ２．３．車種規制の遵守手段
- ２．４．車種規制の費用
- ２．５．車種規制の便益
- ２．６．費用便益分析
- ２．７．車種規制の効率性：最適規制のシミュレーション
- ２．８．まとめ
第３章自治体による運行規制の事前的政策評価
- ３．１．はじめに
- ３．２．車種規制と運行規制
- ３．３．運行規制の費用
- ３．４．運行規制の便益
- ３．５．費用便益分析
- ３．６．頑健性の確認
- ３．７．まとめ
第４章自動車排出ガス対策の事後的政策評価
- ４．１．はじめに
- ４．２．大気汚染対策の歴史：単体規制を中心に
- ４．３．実証モデル
- ４．４．データ
- ４．５．推定結果
- ４．６．まとめ
第５章温暖化対策としての省エネ法の評価：エネルギー管理の事例
- ５．１．はじめに
- ５．２．省エネ法
- ５．３．分析手法と結果
- ５．４．まとめ
第６章高速道路１０００円割引の経済分析
- ６．１．はじめに
- ６．２．平均費用を用いた余剰分析
- ６．３．東名高速道路の一般化均衡需要と社会的費用
- ６．４．各費用項目の変化
- ６．５．東名高速道路市場の費用と便益
- ６．６．休日割引制度の総費用と総便益
- ６．７．まとめ
第７章温暖化対策税の導入による影響：産業連関表による短期影響分析
- ７．１．はじめに
- ７．２．現行エネルギー関連税制と環境税の論点
- ７．３．分析手法
- ７．４．検討シナリオと分析結果
- ７．５．まとめ
第８章温室効果ガス削減がもたらす日本経済への影響：経済モデルの役割について
- ８．１．はじめに
- ８．２．モデルによる削減の経済影響の評価
- ８．３．環境規制は経済にプラスにならないのか
- ８．４．モデル分析の限界
- ８．５．まとめ