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目次

    第1章 裁判官の職務上の義務違反・職務怠慢と驕り

    ――本書で訴えたいこと

    1 単純な問題の単純な解決方法

    2 免訴判決制度の簡単な説明(読者へのお願い)

    (1) 刑の廃止と免訴判決 
    (2) 確定判決前の刑の廃止と確定判決後の刑の廃止

    3 免訴判決の理不尽さ・不合理性

    (1) 裁判の打ち切り
    (2) 社会的意義が皆無の判決
    (3) 関係者の労力の否定
    (4) 死者の「手続からの解放」の不合理性
    (5) 金では回復されない名誉
    (6) 一貫性のない説明
    (7) 内容的に失効しない原確定有罪判決
    (8) 二重の危険禁止の原則を忘れた免訴判決 

    4 横浜再審免訴判決に対する批判の視点

    5 裁判官の職務上の義務違反・職務怠慢と驕り

    (1) 裁判官の職務上の義務違反・職務怠慢
    (2) 裁判官の驕り


    第2章 裁判の基本原則

    ――納得できる裁判とは

    1 「裁判」とその「理由」

    2 裁判の論理的整合性

    (1) 論理的整合性とは
    (2) 裁判自体における論理的整合性
    (3) 証拠上認められる事実との関係における論理的整合性
    (4) 法令及び法律原則との関係における論理的整合性

    3 裁判の社会的妥当性

    4 裁判の哲学性と思想性(裁判官の良心)

    (1) 裁判と哲学的思考
    (2) 人権思想と法の支配
    (3) 裁判と政策形成(司法積極主義
    (4) 裁判と政治(司法消極主義
    (5) 哲学性と思想性に欠ける裁判 

    5 横浜再審免訴判決と司法の堕落


    第3章 免訴判決とは

    ――免訴規定の適用限界と法の空白

    1 免訴判決という制度について

    (1) 刑事訴訟法の規定
    (2) 刑の廃止と裁判での審理方法
    (3) 裁判打ち切りの宣告である免訴判決

    2 刑の廃止規定等の適用限界

    (1) はじめに
    (2) 「犯罪後一・二審判決言い渡しまでの間」に生じた刑の廃止等
    (3) 「控訴審判決後上告審判決言い渡しまでの間」に生じた刑の廃止等
    (4) 「原判決確定後再審判決言い渡しまでの間」に生じた刑の廃止等
    (5) 再審裁判に関する法の空白


    3 刑の廃止と無罪判決との関係について


    第4章 常識を疑う横浜再審免訴判決

    ――60年後に「訴追を免じること」のおかしさ

    1 裁判官としての職務を放棄した横浜再審免訴判決

    (1) 免訴判決に対する怒り
    (2) 報道機関による裁判官の常識を問う批判
    (3) 法の論理と常識の相克

    2 再審裁判一般の手続の流れ

    (1) はじめに
    (2) 再審「請求」手続と再審「公判」手続
    (3) 「無罪」再審と「免訴」再審
    (4) 「裁判をやり直す」ことの意味について

    3 横浜事件と再審免訴判決までの流れ

    (1) 確定有罪判決
    (2) 再審請求
    (3) 横浜地裁の再審開始決定
    (4) 東京高裁の決定
    (5) 横浜地裁再審免訴判決


    第5章 「『刑事』裁判」と「『再審』裁判」

    ――「『刑事』裁判」とは言えない「『再審』裁判」

    1 この第5章の結論

    2 そもそも「刑事裁判」とは

    (1)  刑事裁判制度の目的
    (2) 検察官の請求(起訴)から始まる刑事裁判
    (3) 時代・社会と連携する刑事裁判制度

    3 確定判決を経た元被告人の立場

    (1) 二重の危険と再訴の禁止
    (2) 二重の危険と免訴判決
    (3)  確定判決の存在と公訴権の「消滅」
    (4) 公訴権消滅後の再審裁判

    4 戦後における再審制度の変質

    (1) 戦前の再審制度と不利益再審
    (2) 戦後の利益再審のみの再審制度
    (3) 再審制度の目的=無辜の救済
    (4) 再審裁判における公訴権の変質

    5 再審無罪判決による救済内容

    (1) 刑罰の執行からの解放
    (2) 名誉の回復と無罪判決の公示
    (3) 無罪判決の公示と拘禁補償の公示との違い
    (4) 拘禁補償の公示とプライバシーの問題
    (5) 裁判に要した費用の補償

    6 再審裁判の手続上の特色

    (1) 原裁判と断絶した再審裁判
    (2) 再審裁判開始の発端
    (3) 再審請求の取り下げ
    (4) 社会から切り離された再審裁判
    (5) 被告人不在でも審判可能である再審裁判
    (6) 元被告人に出頭義務がない再審裁判
    (7) 制度目的から外れた求刑と刑の量定
    (8) 再審有罪判決と刑の執行
    (9) 再審有罪判決と前科
    (10) 再審開始決定の効力について

    7 再審裁判における公訴権論と訴訟条件論

    (1) 訴訟条件について
    (2) 再審裁判での訴訟条件の問題点
    (3) 再審裁判における異質な公訴権
    (4) 原判決確定後の「刑の廃止」及び「大赦」
    (5)  再審有罪判決と原判決確定後の「刑の廃止」及び「大赦」
    (6) 原裁判所が訴訟条件の判断を間違えた場合の措置

    8 再審裁判における訴訟条件固定論

    9 かくして「再審裁判」とは

    第6章 横浜再審免訴判決誤判論

    ――再審制度を否定する裁判の打切り 

    1 破綻してる再審理論

    (1) 「事実認定の誤り」を是正しない再審裁判所
    (2) 再審間違った公訴権論・訴訟条件論
    (3) 刑事訴訟法も予定していない再審裁判の打ち切り
    (4) 再審制度の否定につながる免訴判決
    (5) 制度設計上あり得ない「免訴判決申立手続」
    (6) 免訴判決を求めるための再審請求は背理

    2 欠陥だらけの横浜再審免訴判決

    (1) 社会的意義・機能が全くないこと
    (2) 「手続からの解放」という詭弁
    (3) 免訴判決では「名誉回復」にならないこと
    (4) 3回の無罪立証を強いたこと
    (5) 社会的損失だけを残したこと

    3 矛盾に満ちた横浜再審免訴判決

    (1) 明白な論理矛盾の存在
    (2) 論理的一貫性のない趣旨不明の説明
    (3) 論点をはぐらかす免訴判決
    (4) 論理的整合性を欠く説明
    (5) 言い訳をする免訴判決
    (6) リップサービスに過ぎなかった証拠調


    第7章 通常事件における刑の廃止規定等の適用限界

    ――免訴判決に潜む不合理性 

    1 はじめに

    2 戦後における刑事裁判システムの変更

    3 理念とされた英米法思想の刑事裁判観

    4 プラカード事件と最高裁判決

    (1) プラカード事件の概要
    (2) 最高裁判決
    (3) 百家争鳴の意見

    5 刑事裁判の現実

    6 通常事件での免訴判決の不合理性


    第8章 判例・学説の状況と裁判官の職務怠慢

    ――再審裁判での刑の廃止規定等の不適用 

    1 刑の廃止規定等の適用を否定する従前の判例・学説

    (1) 免訴規定適用説の判例とこれに対する実務家の批判
    (2) 免訴規定不適用説の判例
    (3) 2000年当時通説である免訴規定不適用説
    (4) 2000年当時の「再審裁判と公訴権」論

    2 �・浜再審免訴判決の義務違反・職務怠慢

    (1) 判例・学説の無視
    (2) 思考しない裁判官たち

    2 学説「免訴規定適用説」とこれに対する批判

    3 学説「免訴規定不適用説」の更なる展開

    第9章 崩壊している司法

    ――法曹一元制度の実現に向けて 

    1 権限を行使しない�・浜地裁の裁判官たち

    (1) 法の空白と判例(司法立法)について
    (2)  横浜再審裁判と法の空白
    (3)  横浜再審免訴判決に欠ける勇気

    2 哲学性も人権思想にも欠ける最高裁判所大法廷決定

    (1) 婚外子相続分に関する2013年大法廷決定
    (2) 大法廷決定の違憲判断の理由の不合理性
    (3) 大法廷決定の違憲理由の詳細
    (4) 違憲審査手法に哲学性が欠ける年大法廷決定
    (5)  司法権の権限行使を放棄した大法廷決定
    (6) 人権思想に欠ける大法廷決定
    (7) 気骨のない裁判官たち
    (8) 判例変更の事実を隠蔽する大法廷決定
    (9) 

    3 育たない裁判官

    (1) 官僚システムに組み込まれた裁判官
    (2) 玉石混淆の裁判官社会
    (3) 野に出て初めて知る「世の中」

    4 崩壊している司法と幻の法曹一元制度

    5 裁判官制度改革の失敗

    (1) 裁判官の質の低下と絶対量の不足
    (2) 司法制度改革審議会の設置
    (3) 司法制度改革審議会の中間報告
    (4) 裁判官増員に抵抗する裁判官たち
    (5) 司法制度改革審議会の最終意見書
    (6) 実現できなかった裁判官の質と量の改革
    (7) 追い詰められている裁判官たち

    6 残された課題 = 裁判官制度の改革

    注釈・引用文献
    [資料1]裁判の進行と刑の廃止との関係図
    [資料2]法律条項集
    [資料3]無罪判決の公示例
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