目次
病いの共同体 ハンセン病療養所における患者文化の生成と変容
- 青山 陽子(著)
- 序章 記憶と語りから捉える患者文化
- 第1章 療養所という場の位置づけ
- 第1節 療養所の社会的背景
- 第2節 療養所内の「生活組織」の概要とその変遷
- 第一部 生活の語りからみる患者文化の諸相
- 第2章 相互扶助と統治
- 第1節 はじめに
- 第2節 管理運営組織の文化コードに対する個人の適応
- 第3節 患者組織の文化コードに対する個人の適応
- 第4節 療養所における二つの文化コードと個人の適応
- 第3章 中間集団としての患者自治会
- 第1節 はじめに
- 第2節 患者自治会の背景
- 第3節 生活を支える患者自治会の様々な包括的機能
- 第4節 施設の補助機能からはみ出ていく患者自治会
- 第4章 生活を支え合う労働
- 第1節 はじめに
- 第2節 生産、分配、共有をめぐる諸相
- 第3節 患者の共同性と統治との関係
- 第5章 看取りからみる多層的なネットワーク
- 第1節 はじめに
- 第2節 公的な看取りのなかにおける相互扶助−付添という患者作業
- 第3節 しきたりとしての看取り−インフォーマルな組織と社会関係
- 第4節 しきたりとしての看取りの制度化−施設サービスの充実と患者組織の変容
- 第5節 おわりに
- 第二部 患者集団の記憶の枠に寄り添い、離れつつ語る自己
- 第6章 療養所で子供をもつことの意味
- 第1節 はじめに
- 第2節 療養所で子供をもった女性のライフストーリー
- 第3節 子供をめぐるローカルな意味体系と個人の語り
- 第7章 療養所のなかの夫婦のかたち
- 第1節 はじめに−インタビューアーの立場の違い
- 第2節 ハンセン病を聞き取る1−ハンセン病問題の視点から
- 第3節 ハンセン病を聞き取る2−患者社会の視点から
- 第8章 ハンセン病を生きる
- 第1節 はじめに
- 第2節 Oさんのライフストーリー
- 第9章 在日朝鮮・韓国人とハンセン病患者の間で
- 第1節 はじめに−在日朝鮮・韓国人入所者との出会い
- 第2節 戦前におけるライフストーリー
- 第3節 戦後におけるライフストーリー
- 第4節 おわりに
- 第三部 消えゆく患者集団の記憶の果てに
- 第10章 ハンセン病問題を捉える運動の語り
- 第1節 はじめに
- 第2節 背景−ハンセン病訴訟の概要
- 第3節 訴訟運動における枠の生成
- 第4節 新しい語りの発展と患者たちの解釈活動
- 第11章 ハンセン病資料館における記憶と歴史
- 第1節 はじめに
- 第2節 旧資料館の成り立ち
- 第3節 旧資料館における展示手法
- 第4節 国立ハンセン病資料館の設立
- 第5節 新資料館における展示手法
- 第6節 生きられた記憶から国家の歴史へ
- 終章 下位集団における文化の創造性
- 第1節 マイノリティ集団を捉える視点
- 第2節 下位集団がもたらす文化のダイナミズム
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