目次
失われた日本の景観 「まほろばの国」の終焉
- 浅見 和彦(著)/ 川村 晃生(著)
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はじめに
序 章
五重塔はなぜ美しいのか
第一章 海浜
親不知、子不知──消えた北陸道の難所
九十九里浜──ヘッドランドに侵蝕される砂浜
御宿海岸──失われた「月の砂漠」の詩情
原子力発電所──破壊された祈りの場
田子の浦──コンクリートの柱が林立する海
第二章 山野
鬼泪山──伝説の山が消える
伊豆半島──知られざる巨大風車による受難
南アルプス──巨大トンネルで貫くリニア中央新幹線
高尾山──山を殺していいのか!
嵯峨野──照らし出された竹林
第三章 湖沼と川
寒霞渓──ダムに壊される渓谷美
琵琶湖岸──開発に泣く古典のふるさと
巨椋池──失われた月見の名所
川の流れる風景──心のオアシス
第四章 都市
平城京──朱雀門・大極殿復原の問題点
新宿御苑──高層ビルの景観破壊
甲府駅前──ちぐはぐな駅前開発
慶応義塾──文化と芸術に無頓着な大学
第五章 生活
雀──お宿はどこに?
ナラ枯れ──山のミドリが消えていく
静かさと暗さ、そして貧しさ──日本文化の基調
地震と犯土──土を「犯す」ということ
終 章
対談「景観はなぜ損なわれたか」
神を畏れぬ人々
景観の力とは何か
あとがき
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