目次
限界を超える子どもたち 脳・身体・障害への新たなアプローチ (Anat Baniel Method)
- アナット・バニエル(著)/ 伊藤 夏子(訳)/ 瀬戸 典子(訳)
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本書によせて──マイケル・マーゼニック(脳神経学者)
はじめに
第Ⅰ部 新しいアプローチのために
ある女の子との出会い
動けない赤ちゃん
最初のレッスンでわかったこと──脳が身体を認識していない
動きを与えることで脳が学習を開始する
エリザベスが歩いた!
できることに注目しつづけて──エリザベスのその後
わが子の可能性、脳の可塑性
既存の取り組みからの脱却
親の力
〝直す〟ことから〝つながる〟ことへ
子どもを「直す」ことはできるか
子どもは、自分にできることはしている
発達に欠かせないランダムな動き
子どもは教えたことを学ぶのではなく、経験したことを学ぶ
親にも子にも実りをもたらす方法への転換
驚くべき子どもの脳
ランダムな動きが脳に栄養を与える
最初の一歩──「違い」を受けとめる
両脚がくっついて離れないカシー
「ひとつ」と「もうひとつ」を発見したカシー
カシーの脳で起きていたこと
アヒルをつくる──分化と統合
すべてが「ぼんやり」していたジュリアン
まるで霧が晴れるように
支援の視点を変える
第Ⅱ部 9つの大事なこと
1つめの大事なこと■動きに注意を向けること
動きを獲得するとき、一歳児に何が起こっているか
子どもは注意を向けることで学ぶ
脳は「失敗のパターン」も再生してしまう
足で立つための支援とは
頭を打ちつける自閉症の男の子
ライアンの目覚め
「息子は生まれ変わった!」
子どもが注意を向けているときの五つの特徴
からだ・きもち・考えの「動き」
科学が教えてくれること
★動きに注意を向けるためのヒントと方法
2つめの大事なこと■ゆっくり
脳性まひの女の子、アリとの出会い
こわばった筋肉へのスロータッチ
人は体験ずみのパターンしか速くはできない
スローダウンで「感じとる脳」に
止まれないジョシュ──刺激を減らすことが有効な理由
体当たりで「ゆっくり」を学ぶ
「ぼくはバカじゃない!」
ヒトは、その脳とともにゆっくり成長する
終着点は未定にしておく
科学が教えてくれること
★「ゆっくり」を実践するためのヒントと方法
3つめの大事なこと■バリエーション
バリエーションは脳の成長をうながす
バリエーションはどこにでも
コルセットで固められた男の子
初めて「動くこと」を知ったマイケル
科学が教えてくれること
★バリエーションをつくるためのヒントと方法
4つめの大事なこと■微かな力
強い刺激は感覚を鈍らせる
ボールのように硬く丸まってしまうリリー
なまけものごっこ──過剰な力をぬいて
「なまけものの国」の威力
まずは、あなたから
数字はなんのため?──ストレスと認知能力
「微かな力」が直観と思考力を高める
科学が教えてくれること
★微かな力を使いこなすためのヒントと方法
5つめの大事なこと■内なる熱狂
喜びを深める力
感激のやりとりが脳を呼び覚ます
ジェイコブを進歩させたもの
拍手はしないで
「もう一度やって」と言わない
心の内で喜びをかみしめる
科学が教えてくれること
★心を熱くするためのヒントと方法
6つめの大事なこと■ゆるやかな目標設定
可能性にひらかれた道
ヒヒのたとえ──目標にしがみつくということ
動くこと、喜ぶことを学んだアレクサ
でも、いつになったら話すの?
イエス、ノー、イエス!
子どもにとっての成功体験とは
ゆるやかな目標のもつ普遍性
科学が教えてくれること
★目標をゆるやかに保つためのヒントと方法
7つめの大事なこと■学びのスイッチ
読み書きが困難だったスコッティ
スコッティの飛躍
ひとりの人間としてみる
子どもを丸ごとみる
科学が教えてくれること
★学びのスイッチを入れるためのヒントと方法
8つめの大事なこと■想像すること、夢みること
機械的に暗唱しつづけるアリィ
きかんしゃトーマスはどこ行った?
想像力のリアリティ
あなたの子どもに潜む天才
「この子は天才だ」
空想が脳にもたらすマジック
科学が教えてくれること
★想像力をはばたかせるためのヒントと方法
9つめの大事なこと■気づき
赤ちゃんは観察している
「気づき」は行為だ
科学が教えてくれること
私、そうしてた?──母ジュリアの「気づき」
自分のなかの観察者を目覚めさせる
「気づき」は波及する
★気づきを増やすためのヒントと方法
おわりに──限界を超えて
よくある質問と答え
訳者あとがき
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