１．１７歳、一人だけの反乱
- １概観
- ２前提
- ３自主退学勧告の根拠の妥当性
- ４自主退学勧告の違法性
- ５事例の検討
２．憲法改正の阻止は公務員の義務？
- １概観
- ２事案の正確な把握
- ３憲法判断の対象
- ４「判断枠組み」の構築に向けた前提作業
- ５「判断枠組み」の構築
- ６事案に即した個別的・具体的検討
- ７おわりに
３．オトコもつらいよ
- １概観
- ２人権の私人間効力論
- ３ステイト・アクションの法理
- ４パートタイム労働者に対する賃金差別（訴え１）
- ５採用時の思想・信条の調査（訴え２）
- ６採用におけるポジティヴ・アクションと逆差別（訴え３）
４．かわいいは正義
- １概観
- ２法令審査１−幸福追求権（憲法１３条後段）の保障範囲
- ３法令審査２−幸福追求権の違憲審査基準とその適用
- ４適用・処分審査
- ５法律と条例、法の下の平等
５．見ないで！？
- １概観
- ２街頭防犯カメラをめぐる法状況
- ３プライバシーの権利
- ４許容性の判断
- ５権利救済の方法
６．二十二の春の悲劇
- １概観
- ２アファーマティヴ・アクションと憲法１４条
- ３アファーマティヴ・アクションの態様
- ４違憲審査基準
- ５政策目的としての地域格差の是正
- ６その他の論点
７．出たかった卒業式
- １概観
- ２思想・良心の自由
- ３外部的行為強制の禁止と不起立訴訟の論理構造
- ４本件事案における原告の主張を考える
- ５攻撃対象と審査基準の設定
- ６おわりに
８．テロの記憶
- １概観
- ２従来の通説−レモン・テスト
- ３近時の有力説−エンドースメント・テスト
- ４設問の分析−日本の政教分離判例との関係で
- ５設問の分析−学説の問題意識を踏まえて
- ６泉佐野市民会館事件判決
- ７信教の自由に基づく義務免除−関連問題を解くヒント
９．芸術の名において
- １概観
- ２憲法判断の対象
- ３「自由」の「制約」？
- ４パブリック・フォーラム−「自由」の「制約」にこだわる
- ５行政裁量の統制
- ６おわりに
１０．基地のある街
- １概観
- ２学説−内容規制と内容中立規制
- ３判例−新潟県公安条例事件判決
- ４設問の分析
- ５覆面デモ禁止法の合憲性−関連問題を解くヒント
１１．弱き者、汝の名は男なり
- １概観
- ２特定秘密保護法の概要
- ３特定秘密指定の違法性
- ４特定秘密漏えいの教唆罪成立の要件
- ５裁判所による事前差止めの可否−関連問題１．を解くヒント
- ６国政調査権と特定秘密保護法−関連問題２．を解くヒント
- ７設問を解くための手がかり
１２．逃亡の果てに
- １概観
- ２本件条例の合憲性（１）−法律と条例
- ３本件条例の合憲性（２）−文面審査
- ４本件条例の合憲性（３）−集会の自由
- ５適用違憲と合憲限定解釈
１３．Ｂ准教授の生活と意見とため息
- １概観
- ２学問の自由と大学の自治
- ３国立大学法人化
- ４アメリカでの議論（参考）
- ５解答の手がかり
１４．逢ってみないとわからない
- １概観
- ２職業選択の自由の意義
- ３合憲性の判断枠組み
- ４参考資料を活用した審査
- ５さらに踏み込んだ検討の可能性について
１５．リスク管理のリスク
- １概観
- ２財産権「保障」の意味
- ３財産権の保障
- ４法制度の保障
- ５憲法２９条３項の補償の要否
- ６若干の補足−居住・移転の自由の観点から
- ７解答の手がかり
１６．車を借りると生活保護は廃止？
- １概観
- ２問１について
- ３問２について
１７．投票させない方がマシ！？
- １概観
- ２根拠条文と審査基準
- ３当てはめ
- ４訴訟形式
- ５国家賠償請求訴訟
１８．天国に行ったワンコ
- １概観
- ２憲法３５条と行政手続
- ３憲法３８条と行政手続
- ４憲法３１条と行政手続−関連問題を解くヒント
１９．タヌキな裁判官
- １概観
- ２裁判を受ける権利の意義
- ３法秩法による監置処分等の合憲性（問１）
- ４死刑確定者と弁護士の秘密面会の制限の合憲性（問２）
- ５裁判員制度の合憲性（問３）
２０．一寸先は…？
- １概観
- ２立法権と執政権
- ３解散権の限界
- ４解散の手続的要件
２１．パパには長生きしてほしかった（泣）
- １概観
- ２違憲判断の効力
- ３事実上の拘束力
- ４遡及効の遮断
- ５司法権
- ６判決理由と傍論