目次
スマイルズという会社を人類学する 「全体的な個人」がつなぐ組織のあり方
- 小田亮(著)/ 熊田陽子(著)/ 阿部朋恒(著)/ (株)スマイルズ(著)
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序 章 スマイルズは「普通の会社」ではない?
1 フィールドワークという方法
2 スマイルズはポストモダン?
3 会社組織のモダン/ポストモダン
4 システムとネットワークは共存している
5 人類史の中のネットワークとシステム
6 ネットワークは設計できない
第1章 「全体的な個人」が/をつくるネットワーク
1 共有されている理念とネットワーク型組織
2 分業のない会社――「全体的な個人」ということ
3 「実業<妄想」という二重構造
第2章 スマイルズはビジネス・モデルにならない
1 数字は目的にならない
2 マーケティングはしない
3 「スマイルズさん」という人格
第3章 スマイルズにいる人たち
1 はじめに
2 「いい人」の強み
3 Soup Stock Tokyoの誠実さ
4 Soup Stock Tokyoのファンとなる客と女性社員
5 仕事における「遊び」
6 「やりたいこと」発掘から「共感」へ
7 中途採用者の語りから見えるスマイルズの特徴
8 感情労働の議論から
9 トイレットという空間
10 おわりに
コラム 「100本のスプーン FUTAKOTAMAGAWA」体験記(村主直人)
終 章 資本主義システムの中で、「会社で働く」ということ
1 新しい資本主義とポストモダン思想
2 資本主義の「時間」の変化
3 幸福感と「かけがえのなさ」「安定・安心」
4 逃避の場所
5 システムに巣食うこと――小商い・職人・スマイルズ
6 「半」と「雑」の思想
◎対談 遠山正道(スマイルズ代表取締役社長)×小田亮(文化人類学者)
おわりに スマイルズの中の人
――野崎亙(スマイルズ取締役兼クリエイティブ本部本部長)の場合
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