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目次

    凡例

    序文─本書が目指すもの●小風尚樹・永﨑研宣
    1.本書の背景/2.西洋世界のDHを知る困難の前に/3.本書の構成/4.本書が目指すもの

    第1部 テーマから知る

    序 テーマから知る●小風尚樹
    1.デジタル・ヒューマニティーズ(DH)とは何か/2.「協働」の裏にある弱点/3.学界動向を読む/4.分野の違う他者とのコミュニケーション

    1 【哲学】
    デジタル・ヒューマニティーズの哲学●Neil Fraistat
    1.デジタル人文学の領域/2.デジタル人文学の戦略/3.デジタル人文学のダークサイド/4.『デジタル人文学宣言2.0』/5.デジタル人文学の可能性/6.デジタル人文学の社会参加/7.デジタル人文学と公衆/8.デジタル人文学の未来

    2 【人文学の危機】
    人文学の危機に組織的に抵抗するDH―研究者による人文学アドヴォカシープロジェクト 4Humanities―●菊池信彦
    1.人文学の危機は日本だけではない/2.「危機」への組織的な抵抗─4Humanities/3.その情報発信方法

    3 【社会的責任】
    デジタル時代における人文学者の社会的責任―前編―●横山説子
    1.はじめに/2.McPhersonの仮説と警鐘/3.デジタル人文学のサイロ化/4.学問界のサイロ化と盲点

    4 【社会的責任】
    デジタル時代における人文学者の社会的責任―後編―●横山説子
    1.デジタル技術とブラックボックス社会/2.デジタル時代における人文学者の社会的責任

    5 【デジタル人文学を巡る議論】
    イベントレポート MLA2014覚え書き●Alex Gil
    1.到着/2.1月10日(金):表層的読み:デジタルのかなたに/3.1月11日(土):DHを評価する/4.1月12日(日):DHポストコロニアリズム;批判的モノ作り/5.遠くからの考察

    6 【デジタル・ヒストリー】
    イベントレポート 第132回アメリカ歴史学協会年次国際大会●小風尚樹
    1.[Getting Started in Digital History Workshop]/2.[Facilitating Global Historical Research on the Semantic Web: MEDEA]/3.[Primary Sources and the Historical Profession in the Age of Text Search Part 3: Digital Texts and the Future of Digital History: Challenges, Opportunities, and Experimentation in Digital Documentary Editing]/4.[History from below in 3D: Digital Approaches to the History of Carceral Institutions]

    7 【オープンデータ】
    膨大な芸術作品を探索するためのオープンなメタデータの活用―OMNIAというWebサイト―●Niall O’Leary
    1.ヨーロピアナという膨大な資源のデータ価値/2.OpenSearch APIを使ったOMNIAの開発/3.ヨーロピアナのデータを簡単にナビゲートできるようにする/4.視覚的なアプローチ/5.さらなる情報をユーザに提供するために/6.開発で明らかになった三つの問題点

    8 【データ構造化】
    書簡資料のデータ構造化と共有に関する国際的な研究動向―TEI2018 書簡資料 WS を通じて―●小風尚樹
    1.タグセット開発の経緯とタグの解説(1-1.先行事例/1-2.<correspDesc> の開発に向けて/1-3.タグセットの解説)/2.書簡メタデータをめぐるデジタル・エコシステム/3.CMIF の機械的生成のためのツール/4.おわりに

    9 【研究評価】
    デジタル博士論文のガイドライン―ジョージ・メイソン大学歴史学・美術史学研究科が発表―●菊池信彦
    1.「デジタル歴史叙述」が想定された博士論文ガイドライン/2.ガイドラインの概略/3.ガイドラインの意義

    10 【データベースのビジネスプラン】
    Europeana の変革●西川 開
    1.公的助成の減額/2.ビジネスモデルの転換:ポータルからプラットフォームへ/3.ピラミッドからネットワークへ/4.プラットフォーム期の統治構造/5.コモンズ原則/6.持続可能性を目指して

    11 【データベースの評価】
    「デジタルアーカイブ」の価値を測る―Europeana における「インパクト評価」の現状―●西川 開
    1.はじめに/2.インパクト評価とフレームワーク/3.BVIMの重要概念/4.プレイブックの重要概念/5.有効性の検証/6.ミュージアムから見た「デジタルアーカイブ」の価値/7.おわりに

    12 【教育と教育組織】
    イベントレポート TEI の教育―訓練からアカデミックなカリキュラムへ―●James Cummings
    1.TEIの授業として成功とは何か/2.学部レベルと修士レベル/3.入門的なTEIワークショップ/4.ツールと概念/5.教育の基礎を共同で生み出す

    13 【教育と教育組織】
    フランスの DH―スタンダール大学における教育と研究―●長野壮一
    1.グルノーブルにおけるDH教育/2.グルノーブルにおけるDH研究(1):「グルノーブル第2・第3大学デジタル図書館」/3.グルノーブルにおけるDH研究(2):「スタンダール手稿」/4.グルノーブルにおけるDH研究(3):「Fonte Gaia」/5.おわりに

    14 【人材とキャリアと教育】
    イベントレポート Digital Humanities 2018 ●鈴木親彦
    1.人材とキャリア/2.人文情報学は基礎教育にどうかかわるか/3.未来の研究者を育てるという観点

    15 【大学院生のフェロープログラム】
    カロライナ・デジタル・ヒューマニティーズ・イニシアティブ・大学院生フェローの経験を通じて●山中美潮
    1.はじめに/2.Digital Innovation Lab (DIL)(2-1.概要/2-2.マッピング)/3.CDHIとは(3-1.概要/3-2.大学院生フェロー・プログラム/3-3.講義)/4.個人プロジェクト:“The Fillmore Boys School in 1877”(4-1.プロジェクトの背景/4-2.データ作成/4-3.ArcGISによる地図作成/4-4.ウェブサイト作成/4-5.成果と反省)/5.UNCにおけるデジタル・ヒューマニティーズの現在/6.おわりに

    第2部 時代から知る

    序 古代●小川 潤
    1.デジタル技術を活用した古代研究への関心と評価/2.「データの構築・整備」「データの共有・公開」の二つの論点/3.具体化できる四つの要素/4.幅広い情報共有や教育活動/5.未来に向けての手掛かりに

    1 【英国の墓碑情報をどうマークアップするか】
    イベントレポート Digital Classicists / ICS Work-in-progress seminar●髙橋亮介
    1.古代ギリシア・ローマ研究のデジタル・ヒューマニティーズのセミナー/2.方法論や研究システムの構築/3.墓碑の情報をEpiDocでマークアップする

    2 【人文情報学の先駆的電子図書館】
    Perseus Digital Library●吉川 斉
    1.Perseusプロジェクトの歴史/2.Perseusでホメロス『イリアス』を読む(2-1.準備/2-2.本文を読む)/3.Perseusの電子化データ

    3 【西洋の古典文学叢書の電子版】
    The digital Loeb Classical Library●吉川 斉
    1.基本編:DLCLを操作する(1-1.作品を探す/1-2.作品を読む/1-3.本文を検索する)/2.発展編:DLCLを購読して利用する(2-1.DLCLの購読手続き/2-2.プロファイルを作る(ログイン/サインイン)/2-3.ログインして使ってみる)/3.DLCLの電子化の在り方について

    4 【これまで存在しなかったシステムを構築する】
    Perseus Digital Libraryのプロジェクトリーダー Gregory Crane氏インタビュー●小川 潤
    1.ペルセウスをどう始めたか/2.コンピューター科学と人文学の垣根が低いドイツ/3.ペルセウスの現在/4.ペルセウスと他の資料/5.校訂版をどう作るのか/利用と引用/6.これまで存在しなかったシステムを構築する

    5 【紙媒体の校訂記号をデジタル校訂に利用する】
    西洋古典・古代史史料のデジタル校訂とLeiden+―デジタル校訂実践の裾野拡大の可能性―●小川 潤
    1.紙媒体の校訂記号をデジタルでも利用/2.Leiden+とは何か/3.文構造/4.テクスト校訂/5.異読等の注釈/6.Papyri.infoでの利用法

    6 【形態・統語情報をテキストに付与する】
    Arethusa による古典語の言語学的アノテーション―構文構造の可視化と広範なデータ利活用の実現―●小川 潤
    1.二つの目標/2.アノテーションを付与する方法/3.自動的にXML で記述/4.教育への利用可能性

    7 【ギリシア語のコーパス】
    PapyGreekによる歴史言語研究のためのギリシア語コーパス構築の試み―文書パピルスの言語学的アノテーション―●小川 潤
    1.ギリシア語コーパスPapyGreek/2.操作方法/3.アノテーション/4.ビッグデータに基づいた歴史言語学的研究に寄与

    序 中世●纓田宗紀
    1.歴史基礎学を介して中世学に浸透したDH/2.手書き文字の読解のためのさまざまな取り組み/3.中世テクストのデジタルデータ作成とその教育方法/4.日本の西洋学者は何をやっているか

    1 【画像情報とデジタル・ヒューマニティーズの可能性】
    デジタル技術を用いた古書体学―シンポジウム参加報告―●永井正勝
    1.はじめに/2.コンピュターを利用した人文学研究の拠点を目指す組織、DigiPalの来歴/3.シンポジウムのプログラム/4.発表内容/5.文書のデジタル画像化とその活用、メタデータ/6.メタデータの作成とTEI/7.情報工学からのアプローチ/8.「古書学研究における確証的にして便利なツールとは何か」/9.画像情報を用いたDHの可能性

    2 【難読箇所読解のウェブシステム】
    中世写本のラテン語の難読箇所を解決するEnigma●赤江雄一
    1.このツールを必要とする人は/2.「難読箇所」とはどこか/3.可能性のある語彙がリストアップされる/4.実際に使ってみて/5.使いこなすコツ/6.人文学の研究に関わり続けることの重要性

    3 【史料批判の精度を高めるためのTEI】
    リヨン高等師範学校講義「中世手稿のデジタル編集」参加記●長野壮一
    1.初日/2.2日目/3.3日目/4.4日目/5.5日目/6.DH教育プログラムの中世研究における意義

    4 【分野横断的基軸としてのデジタル人文学】
    フランスのDH―リヨンCIHAMを中心として―●長野壮一
    1.デジタルツール(1-1.Enigma/1-2.Interactive Album of Mediaeval Palaeography/1-3.TEI Critical Apparatus Toolbox/1-4.Correcteur Orthographique de Latin)/2.史料コーパス (2-1.Sermones latins/2-2.Ressources comptables en Dauphiné, Provence, Savoie et Venaissin (XIIIe-XVe siècle))

    5 【デジタル技術を使って新しい問いを立てる】
    ヨーロッパの初期印刷本とデジタル技術のこれから●安形麻理
    1.英米流の書誌学とシェイクスピア研究/2.西洋の初期印刷本のテキストデータ/3.デジタル技術を用いた初期印刷本の研究/4.高品質のデータと研究者の役割

    6 【書物史の新たな知見を広げる】
    インキュナブラ研究とcopy-specific information●徳永聡子
    1.同じ版の本でも、同じ本は一冊もない/2.インターネット公開が主流となった目録/3.横断検索と数量分析、可視化

    7 【元データがAPIとXMLファイルで提供される目録】
    Regesta Imperii Online の活用●纓田宗紀
    1.はじめに/2.RIプロジェクト/3.RI Online/4.データの活用例:教皇特使研究への適用/5.おわりに

    序 近世●長野壮一
    1.近世研究におけるの浸透/2.近世研究におけるデジタル技術援用の背景/3.DHが近世研究にもたらす影響

    1 【シェイクスピア研究】
    デジタルなシェイクスピアリアンの1日●北村紗衣

    2 【デジタル英文学研究を考える】
    イベントレポート 第53回シェイクスピア学会セミナー―Digital Humanities and the Future of Renaissance Studies―●北村紗衣
    1.はじめに/2.日本ではなじみの薄いデジタル英文学研究/3.EEBO-TCP─フルテキストサーチ機能がついたDB/4.過去のパフォーマンス空間を再現するプロジェクト/5.超えなければならない壁

    3 【ボドリアン図書館所蔵ファースト・フォリオプロジェクト】
    JADH2015特別レポート『御一統の温かいことばあってこそわが帆ははらむ。さなくばわが試みは挫折あるのみ』─ボドリアン・ファースト・フォリオの来歴について ●Pip Willcox(長野壮一・永﨑研宣訳)
    1.はじめに/2.ボドリアン図書館所蔵ファースト・フォリオの来歴/3.シェイクスピアへの全力疾走/4.ボドリアン・ファースト・フォリオ/5.助言と願望/6.実現と共同作業/7.目下の作業/8.今後の作業/9.私自身について

    4 【全出版物調査をどう行うか】
    三大デジタルアーカイブのデータセット比較と近世全出版物調査プロジェクト●菊池信彦
    1.はじめに/2.記事概要/3.結論から感じた疑問/4.Iberian Booksプロジェクト

    5 【「シェイクスピア」とは何で「デジタル」とは何か】
    書評 “Shakespeare and the Digital World: Redefining Scholarship and Practice”●北村紗衣

    6 【メタデータの視点からデータベースを考える】
    発表レポート 17世紀アイルランド史個別事例研究 “Utilising 1641 Depositions in History: A Statistical Study”●槙野 翔
    1.はじめに/2.報告要旨/3.データベース紹介/4.データ取得・可視化/5.振り返り・問題点/6.おわりに

    7 【マッピングとネットワーク分析】
    18世紀研究におけるDHの広がり 第1回 個別発表にみるデータの可視化―第15回国際十八世紀学会(ISECS 2019)に参加して―●小風綾乃
    1.はじめに:国際十八世紀学会について/2.マッピング/3.ネットワーク分析/4.おわりに

    8 【印刷史料・議会記録のウェブコンテンツ】
    18世紀研究におけるDHの広がり 第2回 各種ウェブコンテンツの紹介(1)―第15回国際十八世紀学会(ISECS 2019)に参加して―●小風綾乃
    1.はじめに/2.18世紀研究に役立つウェブコンテンツ(2-1.出版物を対象とした広範な検索ポータル:ESTC, Le gazetier universel/2-2.特定の刊行物を対象としたデジタル校訂版テキスト:DIGITARIUM, MHARS, Philosophie cl@ndestine, ARTFL, ENCCRE/2-3.特定の時期・ジャンルを対象としたデジタルアーカイブおよびデータベース:French Revolution Digital Archive, MEDIATE databases)/3.おわりに

    9 【書簡、非印刷物ほかのウェブコンテンツ】
    18世紀研究におけるDHの広がり 第3回 各種ウェブコンテンツの紹介(2)―第15回国際十八世紀学会(ISECS 2019)に参加して―●小風綾乃
    1.はじめに/2.18世紀研究に役立つウェブコンテンツ(2)(2-1.書簡を対象とするオンラインコレクション:EE と Correspondence and Other Writings of Six Major Shapers of the United States/2-2.アレゴリー、自然法のデータベース:Erdteilallegorien, Natural Law 1625-1850/2-3.分析の機能を備えたウェブアプリケーション:FBTEE, Commonplace Cultures/2-4.Palladio によるデータ可視化例を提供するウェブサイト:Mapping of the Republic of Letters/2-5.ピアレビューを集めたウェブサイト:18thConnect)/3.おわりに

    10 【批判的実践者になるために】
    18世紀研究におけるDHの広がり 第4回 大学での教育実践と新たなDHプロジェクトの支援―第15回国際十八世紀学会(ISECS 2019)に参加して―●小風綾乃
    1.はじめに/2.大学における教育実践/3.新たな DH プロジェクトの支援/4.おわりに

    序 近現代●山中美潮
    1.近現代の特徴とは何か/2.グローバル化という特色/3.各地域独自の知の伝統/4.史料批判・資料批判への取り組み/5.これからの難しいかじ取り

    1 【その歴史と最新事情】
    ロシアにおける電子図書館と著作権●松下 聖
    1.ロシアの著作権事情(1-1.93年法〜2004年の「著作権スキャンダル」/1-2.2008年─著作権法の「格上げ」)/2.ロシアの国立「電子図書館」(2-1.エリツィン記念大統領図書館/2-2.国立図書館)

    2 【開かれたコーパスを目指す】
    ロシアにおける大規模コーパスと電子テキストの可能性●松下 聖
    1.コーパスとは何か/2.ロシア語コーパスの歴史/3.ロシア語ナショナルコーパス(RNC)について/4.最後に

    3 【女子とデジタル文化】
    イベントレポート Girls and Digital Culture: Transnational Reflections on Girlhood 2012 ●北村紗衣
    1.ジェンダー、セクシュアリティと情報技術/2.主催者が設定するハッシュタグ/3.差別発言とユーザの反応分析についての発表/4.女性中心のオンラインコミュニティーの文化的特質とは/5.デジタル文化の「男性性」の背景

    4 【歴史的記憶の再記憶化と記録の掘り起こし】
    第一次世界大戦100周年をめぐるデジタルヒューマニティーズの最近の成果と今後の課題●菊池信彦
    1.各家庭に眠っていた史料の収集とテキスト化/2.兵士の氏名や近親者、職業をテキスト化/3.第一次世界大戦とドイツ11月革命に関する情報検索サイト/4.歴史教育用リソースポータルサイト/5.共同展示“To My Peoples!”

    5 【数量的歴史研究への熱量】
    フランス現代歴史学におけるDHの伝統●長野壮一
    1.歴史家ル・ロワ・ラデュリの予言/2.1960〜1970年代:「系の歴史学」と情報技術/3.1980〜2000年代:テクスト解析の発展/4.今日の動向

    6 【さまざまな角度からの文体研究】
    デジタル時代におけるディケンズの文体研究●舩田佐央子
    1.アナログ手法は長大な時間がかかる/2.オンライン上の言語データベースの利点/3.“Dickens Novels Concordance”/4.手作業は用例を見落とす可能性がある/5.とはいえ研究者は文脈に沿って判断しなければならない

    7 【デジタル史料批判とは何か】
    デジタル史料批判を学ぶ教育・学習プラットフォーム Ranke.2について●菊池信彦
    1.「デジタル史料批判」とは何か/2.歴史学による定義/3.Ranke.2による説明/4.日本におけるデジタル史料批判の提唱と実践/5.Ranke.2とはどのようなものか

    8 【地域の大学・研究者・一般市民の中の知】
    アメリカ史研究におけるデジタル・マッピングとパブリック・ヒストリー●山中美潮
    1.なぜマッピングが際立っているのか/2.デジタル・ヒストリーとパブリック・ヒストリー/3.新たな議論を生み出すマッピング/4.歴史的記憶研究の新しい方向性としてのマッピング

    第3部 欧州・中東
    デジタル・ヒューマニティーズ動向●宮川創

    第1回 コプト語文献学・言語学のデジタル・ヒューマニティーズ
    1.古いコプト語の聖書翻訳から引用や引喩をコンピュータで発見・解析する/2.批判校訂版と翻刻/3.コプト文字用のOCRを開発/4.コプト語テクストをUnicodeに変換するプログラムを開発/5.写本の翻刻をウェブアプリで行う/6.コプト語の形態素解析を行い、各形態のレンマや品詞を分析/7.文学作品や古典のデータから引用や引喩、慣用表現を探知するプログラム/8.研究プロジェクトはどこが行っているか

    第2回 ドイツのデジタル・ヒューマニティーズにおける雇用事情
    1.ドイツのDHプロジェクト事情/2.定かではないドイツの大学の正式名称/3.プロジェクトを渡り歩くDH学者たち/4.プロジェクト被雇用者は終わると途端に職を失う

    第3回 スウェーデンとアメリカで古代末期関連のDHプロジェクトの作業を行った
    1.ルンド大学のデータベースMonastica/2.Coptic SCRIPTORIUMというプロジェクト

    第4回 ゲッティンゲン大学でデジタル・ヒューマニティーズとコーパス言語学の授業を担当して
    1.「コーパス言語学のツールを用いた、テクストおよび語の分析」という授業/2.初心者の学部生でも楽しめる授業/3.ワードクラウドを作るサイトWordArt.com/4.Voyant-Toolsを使う/5.ANNISというウェブ・コーパスのプラットフォーム/6.ドイツ語話者にレクチャーノートを添削してもらう

    第5回 聖書学とデジタル・ヒューマニティーズ─聖書研究ソフトウエアの現状─
    1.聖書文学学会国際大会と欧州聖書学会の共同大会に参加/2.宗教文献がデジタル・ヒューマニティーズの発展を牽引する/3.開発が終了したBibleWorks/4.LogosとAccordanceを比較する/5.商用・非商用とDH

    第6回 デジタル聖書写本学の新潮流─Virtual Manuscript Room─
    1.CrossWire Bible Societyが提供する聖書ソフトウエア/2.VMR というウェブアプリ

    第7回 デジタル・ヒューマニティーズにおけるテクスト・リユースと間テクスト性の研究
    1.テクスト・リユースとは何か/2.eTRAP プロジェクト/3.TRACERというテクスト・リユースを探知するためのソフトウエア

    第8回 ボドマー・コレクションが写本のオンライン・データベースを公開/ハンブルク大学が写本学のエクスツェレンツクラスター(ドイツ研究振興協会)を開設へ
    1.BodmerLab について/2.ハンブルク大学・写本学エクスツェレンツクラスターについて

    第9回 テクスト・リユースと間テクスト性研究の歴史と発展
    1.テクスト・リユース─引用/2.剽窃探知のプログラムを中心に発展/3.「間テクスト性」という概念/4.間テクスト性とテクスト・リユースの統合/5.旧約聖書から発見された未発見の引用/6.テクスト・リユース研究の三つのカテゴリー

    第10回 ドイツ語圏のパピルス文献で著名なデジタル・アーカイブ
    1.パピルス文献とその研究/2.エジプト博物館とパピルス・コレクション(ベルリン)/3.ハイデルベルク大学図書館パピルス・コレクション4.オーストリア国立図書館パピルス・コレクション

    第11回 Trismegistosという紀元前8世紀から紀元後8世紀までのエジプト語・ギリシア語・ラテン語・シリア語などの文献のメタデータや関連する人名・地名などのウェブ・データベース群、および、Linked Open Data のサービス
    1.はじめに/2.Trismegistos/3.Texts/4.Collections/5.Archives/6.People/7.Networks/8.Places/9.Authors/10.Editors/11.Trismegistos Data Services

    第12回 IIIF に対応したコプト語文献のデジタルアーカイブ(1)―バチカン図書館―
    1. IIIF(トリプル・アイ・エフ)とは/2.バチカン図書館とDigiVatLib

    第13回 IIIF に対応したコプト語文献のデジタルアーカイブ(2)―フランス国立図書館と Biblissima―
    1.IIIFの日本語解説記事/2.フランス国立図書館とGallica/3.Biblissima

    第14回 複雑性が人々をインスパイアし、共同作業を促進させ、DHを発展させる―Digital Humanities 2019 ユトレヒト大会―
    1.大会標語はComplexities「複雑性(複数)」/2.得られた新しい情報/3.多様性と共同作業

    第15回 コプト語テクストの光学文字認識(OCR)の開発
    1.歴史的文献のOCR/2.ニューラル・ネットワーク・モデルを用いた OCRopy/3.OCRopyのトレーニング/4.プロジェクトの経緯

    第16回 歴史文書の手書きテクスト認識(HTR)に関して
    1.活版印刷までの文献文化とHTR、OCR/2.Transkribus

    第17回 PROIELというインド・ヨーロッパ語族における古層の諸言語のインターリニア・グロス付きテクスト・コーパスとツリーバンク
    1.印欧歴史比較言語学に資するために開発/2.使用方法/3.言語学者の細かな要望に対応

    第18回 概念辞書「コプト語 WordNet」の開発
    1.語義曖昧性解消によく用いられる/2.コプト語辞書データの開発/3.辞書データとWordNetをリンクさせる/4.TRACERに活用/5.辞書アプリにWordNetを追加

    第19回 統語情報、語の情報をマークアップするUniversal Dependencies─依存文法ツリーバンクの世界標準─
    1.諸言語の統語構造の比較が容易になる/2.ツリーバンクと依存文法/3.英語のUDツリーバンクの例/4.現時点での諸言語のUDのツリーバンク

    第20回 Universal Dependencies の統語記述の特徴と自動統語解析
    1.CoNLL-U 形式のUD データ/2.UDPipeによる解析/3.Arboratorによる解析/4.UD に対応しているツール

    第21回 テクスト・コーパスのための言語学的なインターリニア・グロス付け
    1.インターリニア・グロスとは/2.自動グロス付けができるソフトウエア/3.グロスの標準である Leipzig Glossing Rules

    あとがき

    初出一覧
    タグマップ
    DHマップ
    用語解説

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