目次
本居宣長から教育を考える 声・文字・和歌
- 榎本 恵理(著)
- 序論
- 一、本書の目的
- 二、問題の所在とその背景
- 三、先行研究と本書の視角
- 四、本書の構成
- Ⅰ 宣長のメディアとしての和歌
- 第一章 宣長の教養形成と京都
- はじめに
- 一、松坂の文化風土−生地での宣長
- 二、京都遊学と生活意識の変容
- 三、王朝文化への憧憬
- 四、自らの階層性の自覚
- 五、和歌につながる言語観
- 第二章 「もののあはれ」と和歌
- はじめに
- 一、『国歌八論』論争
- 二、賀茂真淵の和歌論
- 三、宣長の和歌のとらえ方
- 四、和歌と人の共感
- 第三章 宣長の『古事記』研究と鈴屋における教育実践
- はじめに
- 一、『古事記』へ向かう宣長
- 二、『古事記』と和歌
- 三、徂徠学への接近
- 四、宣長の思想と教育実践の関連
- 五、何のための和歌詠歌か
- 第四章 メディアとしての和歌
- 一、終業慶賀の歌会
- 二、桜と死後の歌会
- Ⅱ 方法としての宣長
- 第一章 宣長思想を読み直す
- 問題の所在
- 一、近世からの「人間の関係性」の視点
- 二、「もののあはれ」と和歌
- 三、賀茂真淵との相違
- 四、宣長の言語観
- 五、歌会と鈴屋での実践
- 六、社会情動的能力の育成に向けて
- 第二章 幼児教育における伝承言葉遊び
- 問題の所在
- 一、「伝承遊び」と「言葉遊び」
- 二、幼児教育における領域「言葉」の意義
- 三、「声」と「文字」
- 四、「声」と「もののあはれ」の関係
- 五、幼児教育における言葉の育成に向けて
- 第三章 道徳教育を宣長の共感の倫理から考える
- 問題の所在
- 一、人の関係性−近世からの視点
- 二、宣長の歌論と実践
- 三、『古事記伝』完成の歌会と遺言書
- 四、道徳教育に向けての考察
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