目次
HIVとともに生きる 傷つきとレジリエンスのライフヒストリー研究
- 大島 岳(著)
- 序章 性と病い/健康をめぐるフィールドワーク
- 1 HIV/エイズについて
- 2 HIVをめぐる社会学的想像力
- 3 HIV陽性になるということ
- 4 HIVをめぐるオートエスノグラフィー
- 5 フィールドワークとしての日常生活
- 6 本書の問いと意義
- 第1章 HIVをめぐる社会学的研究
- 1 社会的病いとしてのHIV/エイズの歴史
- 2 HIVとともに生きる人々をめぐる研究の系譜
- 3 本書の位置づけ
- 4 本書の目的と意義
- 5 研究方法・調査概要
- 6 本書の構成
- 第2章 フィールドとしての個人
- 1 ライフヒストリー研究と批判理論
- 2 病いの語り、病いの軌跡、傷ついた物語の語り手
- 3 素人専門家(Lay Expert)から当事者のより積極的な参画(GIPA Principle)へ
- 4 HIVとともに生きること
- 5 小括
- 第3章 当事者から始まるエイズ・アクティヴィズム
- 1 リヴィング・ポリティクス
- 2 ゲイ雑誌「G‐men」にみるグラスルーツ・アクティヴィズム
- 3 「SHIP NEWSLETTER」手記にみるヘルスリテラシー向上実践
- 4 ピアサポートの変遷と現在的意義・課題
- 5 地域でのケアの担い手
- 第4章 スティグマとレジリエンスの社会学
- 1 HIVに関するスティグマの概念化
- 2 重層的スティグマと社会的排除
- 3 レジリエンスへの着目
- 4 社会的排除からの対抗戦略
- 第5章 混沌を受容できる場/関係性
- 1 混沌をライフヒストリーの一部として受容する力
- 2 親密性と共同性を紡ぐ「愛の技法」
- 3 小括
- 第6章 ラディカル・ライフヒストリー研究に向けて
- 1 生きるための理論に向けて
- 2 ラディカル・ライフヒストリー研究に向けて
- 3 声なき声としての「混沌の語り」に敬意を払うこと
- 4 「HIVとともに生きる」とはどのようなことか
- 5 本書の限界と今後の展望
- 終章 まとめ
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