目次
柳宗悦とウィリアム・モリス 工藝論にみる宗教観と自然観
- 島貫 悟(著)
- 序章 柳宗悦とウィリアム・モリス−問題の所在
- 第一節 近代における産業化と柳及びモリスの工藝論−比較の意義
- 第二節 先行研究の分析と本書の構成
- 第Ⅰ部 柳の工藝論と宗教観・自然観のつながり
- 第一章 柳の工藝論と仏教思想
- 第一節 柳の工藝論に対する肯定的評価と否定的評価
- 第二節 民藝論理解の一つの典型
- 第三節 民藝論の正確な理解に向けて
- 第二章 柳の工藝論における「自然」概念と宗教観のつながり
- 第一節 『工藝の道』における「自然」の三つの意味−仏・神・山川草木
- 第二節 『工藝の道』における「自然」概念と柳の宗教観・自然観
- 第三節 柳の「協団」論と宗教観・自然観のつながり−「無心の美」とキリスト教社会主義の融合
- 第Ⅱ部 モリスの工藝論と宗教観・自然観のつながり
- 第三章 モリスの社会主義とキリスト教理解
- 第一節 問題の所在
- 第二節 キリスト教の歴史に対するモリスの理解
- 第三節 神及び死後の世界についてのモリスの認識
- 第四章 モリスの工藝論に宿る宗教性−ジョン・ラスキンからの影響
- 第一節 モリスの宗教遍歴−幼少期からオックスフォード時代まで
- 第二節 モリスの工藝論の源泉−ラスキンの宗教観と藝術論
- 第三節 ラスキンとモリスの思想的関係
- 第五章 モリスの工藝論と古代北欧思想のつながり
- 第一節 北欧思想がモリスに与えた影響−「社会主義の宗教」と後期散文ロマンスの自然観
- 第二節 モリスの工藝論と古代北欧思想
- 第三節 古代北欧思想と中世キリスト教の関係についてのモリスの理解−近代宗教学からの影響
- 第Ⅲ部 柳とモリスの思想的関係の再考
- 第六章 柳とモリスの美意識の比較
- 第一節 柳から見たモリス
- 第二節 モリスの美意識−ゴシックの美を求めて
- 第三節 柳とモリスの美意識の共通性及び差異
- 第七章 柳とモリスの工藝論及び宗教観・自然観の比較
- 第一節 柳とモリスの工藝論の共通点
- 第二節 柳とモリスの工藝論の相違点
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