目次
届きはじめたSOS 人と人の間にあるものを考える (花園大学人権論集)
- 花園大学人権教育研究センター(編)
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はしがき(吉永純)
私が部落問題の映画を撮った理由(満若勇咲)
●部落問題の映画を撮る●大阪芸術大学でドキュメンタリーを学ぶ●屠場を描いた『にくのひと』●『にくのひと』の封印●再起●『にくのひと』を終らせるために●ドキュメンタリーとは何か●差別する側を描く●被差別部落の地名について●「言葉」の映画●制作を通じて
私はウクライナ人だ――京都在住のウクライナ人からみたウクライナの現状(ウラディーミル・ミグダリスキー)
●はじめに●ウクライナに対するかつてのイメージ●生まれも育ちもソ連、魂はオデッサ人●大陸のなかのウクライナ●ウクライナと日本の交流の歴史●オデッサについて●これまでの交流の経験●ウクライナの情勢●ウクライナとロシアとの関係が悪化した歴史的背景●世界平和万歳! 世界に平和は訪れるか?●「多国籍京都市民」として生きる
トランスジェンダー――言葉の獲得について(西田彩)
●はじめに●セクシュアリティとは●性的指向のマイノリティ●ジェンダー・アイデンティティのマイノリティ●トランスジェンダーとは●トランス男性、トランス女性●「心の性別」という言い方について●ジェンダー・アイデンティティについて●ジェンダー・アイデンティティを確立する過程●性別違和●身体違和●ジェンダー・アイデンティティの確立●性別二元論では自身を捉えられない人たち●様々な言葉・用語がある理由●言葉を奪ってはいけない理由●わたしの言葉の獲得について●幼少期からの体験●ノーマティビティー●二〇代●「性同一性障害」との出会い●音楽●自己受容について●最後に
ワークショップ:新聞読み比べ――よりよい民主主義社会のために(中善則)
●はじめに――よりよい民主主義社会の発展のために●0 アイスブレイク――新聞が消えた社会●1 ワークショップ――新聞読み比べ●2 新聞の役割と意義、これから●まとめ―民主主義社会の発展のために(私たちの責務)
あの子もそうかもしれない…?!――ヤングケアラーは身近な存在(根本治子)
●はじめに●ヤング・ケアラーの定義●ヤング・ケアラーを示す項目●ヤング・ケアラーの実態●事例から考える●多職種連携の必要性●A市のヤング・ケアラー対策状況●A市のヤング・ケアラーと家族の思い●厚労省「ヤングケアラー」支援強化●「眺めている」から「声かけ」行動へ●ヤング・ケアラーを見つけて・発見してどうする…?!●まとめ
クィア神学の可能性――キリスト教における性規範の問い直し(堀江有里)
●はじめに●1 キリスト教と性をめぐって●2 「家族の価値」尊重派の主張――合州国の事例から●3 聖書にみる「家族」●4 クィア神学の視点から●5 「周縁」という位置取り●6 さいごに
抵抗する表現の不自由と氾濫する表現の自由の超克は可能なのか?(梅木真寿郎)
●はじめに●法文に明記された自由●「自由」という概念●氾濫する表現の自由●改めて「言論・表現の自由」について考える●「なぜ表現の自由なのか」●SNS空間はパブリック・フォーラムなのか●規制と表現の自由の超克(おわりに)
差別・人権・プライバシー ランキング
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