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雑誌
大学 学部序列 (2018年10月15日発売)
2018/12/16 00:31
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
志願者数では明治大、法政大が健闘している。学部では歯学部や薬学部は職種が飽和状態で不人気傾向だ。文系ではステータスの高かった法学部が法科大学院の失敗で不人気に。人文系は今後さらに不人気となるようだ。教育学部も不人気系統となるようだ。
早稲田大が数学必須化となるというニュースがあったが、これまで数学軽視の代表格であった早稲田がどうしたのだろうか。小論文で論理力や表現力をしっかり見ていた慶應大と違い、とにかく採点の簡単さや、前例踏襲型の入試であったのにと思う。ただ現状の入試で良い人を採れていないのだろう。大学入試改革でも積極的なのは、そういった事情があるのではないか。
中央大はキャンパスの位置で、明治大と差をつけられた。看板の法学部も早稲田法など遥か上空で、明治法に追いつかれてきている。何となく明治という選ばれ方を明治大はされている。法学部では、中央法は別格と親や教師から言われ、立教法も立教経営のような勢いはないため、まずは、中央法に興味がいくが、やはりキャンパスの遠さで明治法に流れる。
日大騒動では、東洋大、駒沢大、専修大に受験生が流れるだろう。東京医大のように流れる先がないわけではない。なお、本号が発売された後に、順天堂大医学部の入試不正が明らかになった。順天堂は前より怪しまれていたが、これまでずっと隠し通そうとしていた。しかしそんなことはできるはずはない。不正が明るみになったのが、受験に近づいてきた12月であり、さすがに順天堂のイメージ悪化は避けられないだろう。その後の言い訳もひどいもので、こんな大学に税金が使われているのかと思うと残念でならない。
Part4の新旧看板学部バトルは面白い。このキャラクター紹介やマップはかなり楽しめるものだ。
北海道では北大と北海学園大の2校しか総合大学がない。そして中国・四国には私立の総合大学がないそうだ。東京と関西以外の地域の有力私立大は東西南北(東北学院大、西南学院大、南山大、北海学園大)と括られるが、東海地域での南山大は文系中心で、理系は名城大が、九州地域では西南学院大に理系学部がないため、福岡大がそこで強みを発揮しているようだ。東海の私立大は混戦状態のようだ。