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雑誌
東京圏鉄道未来図2020
2020/12/28 17:54
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
相鉄線の直通は、JR東日本よりも東急の方が重要である。前者は、結局武蔵小杉を通じて乗り入れするものだが、結局はただ都心に向かうだけで、横浜の地位は低下するし、相鉄沿線は武蔵小杉の超劣化都市だと思えてしまう。一方で、東急との乗り入れにおいては、新横浜を経由する。横浜ではなく、新横浜についても、もっと発展させていく契機になればと思う。東急沿線にとっても、菊名で横浜線(京浜東北線などに比べると不便な路線と言わざるを得ないだろう。)に乗り換える必要がなくなるのだから、利便性は増す。関西圏は京都も神戸も大阪に劣っているなどと思っていないだろうが、首都圏は東京が最も優れていて、横浜はそれに劣り、さらに埼玉(浦和や大宮)や千葉がそれ以上に劣っているという明確な序列を形成してしまっている。相鉄とJR東日本の直通はそれを助長するものだと危惧している(こういった序列が都心にオフィスを構えて都心へ長時間痛勤するという文化に繋がり、感染症拡大の原因ともなったと思っている。)。
東京圏鉄道整備プロジェクトとして採り上げられている中で、羽田空港アクセス線が最有力のようだが、既に羽田空港には京急とモノレールが存在する。日常使いする人が少ない空港路線を必死に整備して採算がとれるのか。大江戸線の延長は、鉄道空白地帯に向けたものという意味はあるが、やはり、新線開業に対する建設費の増加が原因の高額運賃により、需要が少なくなってしまわないのかという点が問題だ。東葉高速鉄道や埼玉高速鉄道といった失敗例の二の舞にならないようにしなければならない。つくばエクスプレスの東京駅延伸では、東京駅の位置が不便になるのではないかと懸念しているが、臨海地域との直通をすると、銀座乗り換えなどが可能であれば、さらに利便性の高い路線となろう。つくばエクスプレスは東葉高速鉄道や埼玉高速鉄道の失敗を回避できた優秀な路線に思う(それでも運賃は安いとはいえないが。)。