投稿元:
レビューを見る
涙なくしては読めませんでした。
自分が思ったり感じたことのある気持ちや、また新たな発見が
ゆかりさんのやさしい文章でこの本には書いてありました。
日本って実は、女性が恋愛、結婚、出産をしにくい国なんだな。自分だけじゃなく、そんな日本だからこその同じような愛や結婚についての不安や迷いを、持っている女性はたくさんいるみたい。
私はいつの間にか好きな人に見返りを求めていたり、考えや想像を自分の頭の中で膨らましては落ち込んだりしていた。
ちょうど迷いの中にあった私は、この本を読んで良かったと思いました。愛の定義に正解はないけれど、ゆかりさんの文章に救われた。また、思い出したい時に読み返したいと思います。
投稿元:
レビューを見る
*読む方によっては、不快になるかもしれない内容です。
昨日、髪を切ってもらいながら
姐御みたいなNさんと
「誰かに甘えたいとき、誰に甘えれば良いのだろう」
「甘えない道を選んだのは、自分たちなんだけどね」という話をした。
そして、最近読んだこの本のことを思い出した。
伏線として、「結婚のずっと前/坂之上洋子」の反響がすごかったんです。
ブックコーディネートさせていただいてる先のお客様と
スタッフさんと、当店のお客さまからの「ああ、わかるわかる」
という共感。
その流れでこれも読んでみた。
コーディネート先のオーナー様のリクエストもあり、
むしろ焦って読んだ。
結果、わたしには、ストンと落ちなかった。
・ずっと前
と
・つづく道
では、テーマが似て非なるのかな。
努力しても、
どうにもならないことってあるじゃないですか。
相手が仕事を頑張りたいから結婚を望まないとか。
(もうちょっとチャラチャラしていたいとか、もあるよね)
そういうパターンもあるから、読むひとが読んだら過酷かも。
「妹たちへ」と重なるけど、
仕事も妻も母親も頑張りたい女性に、
(日本という国は)ちょっとしんどいよねという内容。
読んでからどう立ち上がるかは、みなさんにおまかせで。
甘えるのが、ヘタな女性には響きにくいかな。
投稿元:
レビューを見る
この感覚懐かしいなと思いながら読み進めました。
20代までは女性の結婚は幸せにしてもらうという事を当たり前に思っていて、世間でいう安定した職についていて、穏やかな優しい人と結婚すれば、おのずと幸せは手に入ると考えていました。
いわゆる一般的な価値観を信じ、自分の価値観というものを見いだせていなかった。
仕事も恋愛も結婚も、答えというものはきっと存在していないのだけど、幸せになりたい一心で一般的な価値観が幸せの象徴だと、信じてしまったのかもしれない。幸せな人だと周りから思われることを望んでいたのかもしれない。
「結婚や恋愛は、私たちが生まれてくるのと同じくらい、その条件を選ぶことができない(引用)」
幸せになりたい・愛されたいと願っている人には、きっと何か心に残る一冊。