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闇医者のおゑんは訪れる女たちの子を堕ろすだけでなく、彼女たちの心も癒していく連作中編集。
著者の時代ものは濃密で独特な空気感があるが、本作も同様に独特の雰囲気を醸し出している。シリーズ化しそうな感じだし、次作が楽しみ。
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淡々とした流れのなかで、潜む女の悲しさ。序章のような感じです。続編とつづけば、江戸時代をj背景としたしっとりねっとりとした作品に化けていく楽しみな作品になる期待あり
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初めて読むあさのあつこさんの本。
わたしのイメージする「あさのあつこさんの本」とはかなり離れた作品を選んでしまいました。
「春の夢」がとてもよかった。
あとの二作は、読み進むうちに引き込まれなくなってしまった。
ただただ悲しいだけという読後感ではないし、読みやすくはありました。
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船の難破により異国の浜に流れついた祖父は、船医としての技と知識をもっていたため、妻を娶り娘を一人もうけた。その娘がおゑんの母。祖父から医術を学んだおゑんは、江戸で闇医者として弱い女たちを助ける。男性よりも女性には好まれる作品だと思う。シリーズ物にするといいのではないかと思った。
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L 闇医者おゑん1
闇医者といえば子堕しなわけでタイトルからしてねっとり感が漂う。おゑんを頼って来る女側、宿す元の男側、さらにおゑんの生い立ちが語られる。
まだおゑんが闇医者となる話が語られてないのでシリーズ化決定か?泣く立場の女ばかりが描かれているわけではないので暗い短編集ではない。
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タイトルから受ける印象どおりの作品だった。
あれ、これってあさのあつこ?と思うような時代小説らしい雰囲気をもってる。色々な引き出しがあるんだな~~と感心。
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主に堕胎を手がけ、闇医者と呼ばれる女性おゑんの物語。ストーリーの面白さもさることながら、おゑんと彼女を取り巻く人々のキャラクタ設定が絶妙。是非ともシリーズ化して欲しい傑作です。
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図書館で借りる。女として生きる哀しさや切なさを感じた。主人公のおゑんのさっぱりとした話し方のせいか、読みやすかった。次作が出ればうれしい。
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時代小説で女闇医者って設定は面白い。だけどこの人の語り口はどうにも苦手だなあ。会話がどうにも白々しい。勿体ぶって無駄に長い。後半のおゑんの告白なんて読むのをやめようと何度も思った。内容は簡単なので読み易さはピカイチ。
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舞台は江戸。自身、重い生い立ちを背負っているおえんの下に、訳あって育てられないと思いこむ身籠った女性が訪れる。
生い立ちに翻弄され、泣くことしか、木偶として生きるしかないと思いこんでいた患者らは、心の治療をまずうけ、最後には自分の意思でこれからの人生を切り開こうとする。
男性目線では弱者と捉えられる女性だが、真の強さを開花させていくそれぞれのストーリーが印象的でした。
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あさのあつこさん、時代物。
闇医者として女たちを心身ともに救っていくおゑん。彼女の生い立ちもまたドラマチックだ。
登場する女たちを通して、女として生を受け、どう生きていくか、考えさえられる話。そして、様々な罪を犯す人間の残忍さや狡猾さを、犯した罪をどう贖うかを考えさせられた作品。
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闇医者として女たちを救う、おゑん。
連作。
今までとちょっと雰囲気違って、終始暗くておもしろかった。
女の医者ってのもいいなあ。
続くかな?
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江戸時代に堕胎を引き受ける女性医者。ただ処置をするだけでなく、その人の想いをすべて受け止める。患者が顔をあげて前を向いて進めるように。
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よくある時代物なんだけど、物語巧者のあさのあつこ作品、もちろん面白かった。この週末、森見登美彦を3夜かかっても読み終えられなかったのに、この作品は一瞬で読み終えた。んー、面白い本だと、自分の集中力が違うぜ・・・。
シリーズ化して欲しい作品。おえんさんも、お春も、まだまだ書き継げそうな雰囲気ですよ!
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江戸の世で秘かに妊婦がすがる闇医者。
哀しい女達の身と心を見る女医の話。
薄暗く重苦しい話が多いが
凛とした空気感で清々しい読後感。
【図書館・初読・11月17日読了】