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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.4

評価内訳

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3 件中 1 件~ 3 件を表示

2014/10/26 22:27

投稿元:ブクログ

「玉の緒よ」と、「山深み」の歌くらいしか知らないで、本書を読んだ。
目からウロコの連続だった。
そもそも「玉の緒よ」の歌も、百首歌の題詠であるから、男目線で読んだ歌だったとは。
室町以降の、家制度に取り込まれて女房歌人が活躍しにくい状況が生まれていく中で、女性歌人の歌が私小説的に理解されるようになっていったという指摘は新鮮だった。
私小説的な理解というのは、もっと近代になってからのことだと思っていたから。
そのほかにも『無名草子』は俊成女の作ではないだろうという推定なども面白かった。

先人の研究成果を踏まえつつ、論を積み重ねているため、とても安心して読めた。

2014/06/30 13:40

投稿元:ブクログ

後鳥羽朝廷は藤原道長・一条天皇の時代と並ぶ、朝廷歌壇の最盛期。式子内親王は「玉の緒よ・・・忍ぶることの弱りもぞする」の歌、そして定家が憧れた13歳歳上の薄幸の美形女性のイメージだったが。皇女として珍しいほどに歌会などに参加したり、和歌を詠み送っていた異端的な存在だったとのこと。実際の恋に基づくものではなく、当時の歌は歌題に基づく題詠だった!このあまりにも有名な歌は男歌で本来男性の立場に立って式子内親王が詠んだとの説が有力だそうだ。がっかり!恋の進行に沿った時系列構成で勅撰集や百首歌が配置されているらしい。それが15段階で「初恋、忍恋、聞恋、見恋、尋恋、祈恋、契恋、待恋、遇恋、別恋、顕恋、稀恋、絶恋、怨恋、旧恋」で終焉に至るそうである。
そして後半は女房歌人の代表2人を紹介。それぞれ樋口一葉、与謝野晶子に例えられるという宮内卿と俊成卿女(実際には俊成の孫)
花さそふ比良の山風吹きにけり漕ぎゆく舟の跡見ゆるまで(宮内卿)
露払ふねざめは秋の昔にて見はてぬ夢に残る面影(俊成卿女)
後鳥羽と彼女たちの時代が鎌倉時代の承久の変を思うと、新古今時代の優雅さが、庶民の苦しみと政治を無視した貴族たちの遊びであったと改めて感じる次第。

2016/09/12 18:35

投稿元:ブクログ

後白河天皇の娘であり、高倉・後鳥羽両帝の伯母である式子内親王、その他、宮内卿や俊成卿女など、新古今の歌人が話題になっています。
かなり画期的だと思える本でした。式子内親王の人物像も、史料からの裏付けで、いままでの内気でなよやかな印象から、凛とした気の強い奇抜な女性という人物像を提案しています。また、藤原定家やその他貴公子との恋の噂より、彼女の文才そのものを見ながら、人生をおうことに徹しています。
ただ、その過程で式子内親王と藤原定家の恋愛伝説の変遷も克明に追っておりました。
金春禅竹の能「定家」は美しく、それにとらわれて式子内親王と定家の美しい悲恋を思ってしまいますが、それは式子内親王の和歌をきちんと検証するのに、しがらみになってしまいかねないなと思いました。
宮内卿も、その儚い人生ゆえに様々な伝説に彩られた歌人、つまりしがらみの多い歌人です。著者は丹念に宮内卿のそうしたしがらみをはぎとっていき、和歌にどこまでも真摯だった少女という像を提供してくれました。生まれゆえに和歌のきちんとした師はおらず、後鳥羽に天稟を見出されてしまったゆえに自分を追い詰めて死ぬ様は、彼女をとりまく妖しい噂とは対照的に、清冽さが感じられます。…宮内卿と後鳥羽の関係は生真面目で出来のいい優等生気質な生徒と生徒に多大な期待をかけすぎる教師のそれだ、と感じました。
俊成卿女のことも与謝野晶子と比べていて興味深く読めました。

歌論書でありながら、歴史的な視点も入れている作品で、とても斬新さを感じました。

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