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叔父と月の森に来た真弓子。真弓子達の日常の中に少し不思議な事がちらほらと。
代理母とか亜久理の兄とか設定がいっぱい出てくるんだけど、特にその後の描写もないまま散在して消化不良な印象。
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真弓子の一夏の物語。不思議なことがいくつか起こって、それらが一体何だったのか何の説明もされていなくて、読んでいるときはその投げっぱなし感が気になってしょうがなかったんですけど、読み終わった後には何故だかほっこりしてしまいました。不思議です。
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近未来の東北の、とある地域で繰り広げられる人々の日常。同作者の「狂書伝」もそうだったけど、この物語も主人公が誰なのかハッキリせず、焦点がぶれてとっ散らかった印象が否めない。まぁ地方の町のスローライフ的な群像劇だと思えば、食事や自然描写などホンワカして良く書けているので受け入れやすいかな。でも唐突に、中途半端に、超自然的なファンタジー現象が混じるので、結局何を目指してるのか理解不能な点も。。。
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幻想的でファンタジックな装丁の表紙が印象的だが、近未来の東北を舞台にした311以降の再生の物語。登場人物それぞれが抱える悩み・挫折・コンプレックス…それらにそこはかと絡まる不思議なできごと。
ファンタジーとか怪異小説という単純なくくりではなく、311を強く意識した押しつけがまさもない。簡易投稿SNSに書きこまれた"妹ネタ"など、現代的なエッセンスもあるが、世俗的になることもない。少し切ないところもあるが、終始品の良い優しい空気が漂っている、この世界観は作者の持ち味なのだろう。他の作品も読んでみたい。
東北弁がよかったな~。
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83:勝山さんの、日常の中に混じり合った非日常感というか、フワッとした感じがすごく好き。読んでいてやさしい気分になれるファンタジーでした。「これは実はこうだったんだよ」とすべて謎解きされないのもまたイイ。
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大切なものを失くした二人・駿矢と姪の真弓子は招かれ、山に帰ることを決めた。岩手と宮城の狭間に秘かに存在する「月ノ森」へ――。
この地で湧水「命迦泉」の番を始めた二人は、様々なものと巡り逢う。人と、人にあらざる者と……。