投稿元:
レビューを見る
内容紹介
品川宿の立場茶屋おりきでは、久々に七海堂のご隠居らの三婆の宴が催された。筍の三種盛り、甘鯛の桜蒸し、蜆ご飯、柚子の葛饅頭―――と已之吉の素晴らしい料理を堪能した七海は、女将のおりきに、近所に引っ越してきた足袋屋「雀隠れ」の夫婦の隠された過去を語るのだが・・・・・。深い傷を負った者たちが愛情に満ちた「おりき」に集い、生きる希望と力を得ていく、心に染みわたる書き下ろし大人気シリーズ、待望の第十八弾。表題作他「茅花流し」「ひと夜の螢」「夕虹」の四篇収録。 7月10日~17日
投稿元:
レビューを見る
第十八弾
久しぶりに読む、作者は基本的に武家の子女は漢字名、庶民はひらかなで通しているのでどうも名が憶えにくいのは歳のせいか?
短編四篇、いつも変わらない話だが、段々と話は進んで行っているし、新しく係わりの加わっていくのか
投稿元:
レビューを見る
早くもこのシリーズ第18巻目。
今回は親子の情についてが多い。
同じ町内にできた足袋屋の話題。
孤児のあすなろ園からまた一人養女に。
無理心中で殺されかけて親から逃げて生き残った少年と少女。
大店の主人の独白で知ることになる家族の悩み。
気が休まることのないおりき。