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織田と武田の争いを背景に岩村城を巡った戦歴、楽しく読めました!
戦国時代の中高年の恋愛感情とその顛末も巧みに書かれており、争いの要素に加えたストーリーでした。
最近は歴史小説が楽しいです。年齢のせいかな(^^;
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各々の孤独を抱えたような背中合わせの二人が気になって思わず表紙買い。
仕方ないことだけど、外見で惚れた腫れたじゃなくて、決して若くない二人だからこそ会話とか心持ちで惹かれ合う方がよかったな。
結びつきを深めていった後半、情勢と共に絆にも暗い影が差す。夫と生まれてくる子との幸せを守りたいおつやと、主君武田家を守ることで頭がいっぱいの善右衛門との男女のすれ違いがもどかしい。妊娠中の彼女の心細さが伝わってきて胸が苦しくなる。
戦国時代に生きる厳しさと過酷さ、背中合わせが暗示していたかのような二人の運命…全てが霧に包まれたように重かった。
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東美濃にある岩村城の攻防について書いた本です。
岩村城は日本百名城の一つであり、三大山城の一つでもあります。
織田信長の叔母であるおつやの方が城主となっていたところに、武田家の武将である秋山善右衛門が攻め込み、おつやの方を妻とすることで、岩村城を攻略したのには、力攻めが厳しいというのがありました。
織田信忠に攻め込まれたときは、10倍の大軍相手に半年も持ちこたえたましたので、この城の堅固さもなかなかのものだったようですね。
↓ ブログも書いています。
http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-c39d.html