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帯表
福田辰男。
32歳。
今日、恋、はじめます。
帯裏
福ちゃんの愛称で親しまれている福田辰男の恋を描くほっこり心温まる人情物語。
森三中・大島美幸がオッサンを演じることでも話題の映画を監督自らが小説化。
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森三中・大島美幸が“オッサン"役で主演し、カナダ・モントリオールで開かれた「第18回ファンタジア国際映画祭」で、見事最優秀女優賞を獲得した話題の映画「福福荘の福ちゃん」。その脚本と監督を担当した藤田容介が自ら手がけた小説版です! 巻末に、映画にも登場する写真集を特典として収録しています!
【内容】東京の下町で塗装職人として働く福ちゃんは、上京以来十数年、ボロアパート「福福荘」で暮らしている。心優しい福ちゃんは、みんなの人気者だが、ある事情
から恋愛にはかなりオクテ。ある日、見知らぬ美女が福ちゃんを訪ねてくる。その名前を聞いて福ちゃんは驚愕する……。
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森三中の大島美幸さんが福ちゃん役を務めたとのことで、表紙が大島さん。
福ちゃんの気のいいおっさんぶりが素敵でした。
自分の暗い過去、トラウマによって自分の容姿に自信を持てない福ちゃんは自分の幸せより、他人の幸せを優先します。
実直で、嘘がない。
どこまでも応援したくなる愛すべきキャラクターです。
トラウマの原因となった同級生と再会することになり、どうなるの?!とハラハラさせられ、福ちゃんがもう傷つきませんように、と祈る気持ちでページをめくりました。
最後は、ちょっと含みを持たせてますが、良い方に展開していきそうで、良かった!
表紙の福ちゃんの写真が強烈な印象を与え、映画は観ていないけれど、読書中、ずっと私の頭の中では丸坊主の大島さんと大島さんの声が消えませんでした。