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みんなのレビュー3件

みんなの評価2.4

評価内訳

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腑に落ちない感じ

2015/12/29 07:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アトレーユ - この投稿者のレビュー一覧を見る

各章ごとに登場人物の一人にスポットをあて、主題の話が螺旋的に進むという構成はすごく好きだ。ミステリ…う~ん、殺人があり、謎解きがあればミステリというのか? 結末は、陳腐ではないが、煙に巻かれた気分。アト的には、すっきり・しっくりせず。

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2014/09/14 16:32

投稿元:ブクログ

何だか奇妙な読後感のある1冊だった。巻末の解説に『妙な本』とあるが、正にその通りw
解説では中井英夫と絡めて反ミステリ論が展開されており、納得出来る部分が多かった。誰に似ているか、という単純な印象だけでも中井英夫っぽいところがある。

2014/10/12 02:54

投稿元:ブクログ

1920年代のウィーン。解散した連隊〈両シチリア〉の指揮官ロションヴィル大佐には、ガブリエーレという名の美しい娘がいた。彼女をめぐり、かつて連隊に所属した将校たちが次々に謎の死や失踪を遂げる。
時間切れにて一読したのみでレビューを書くのがたいへん心苦しい。メモを取りながら二度・三度と読み直すべき小説。ミステリに疎いため「反ミステリ」を謳われてもピンと来ず、とにかく哲学的思考と幻想性を楽しむことにした。正直謎解き部分はあまり理解できていない。
1942年刊とのことだけれど、頽廃・耽美を仄めかしながらどこか醒めていて作り物のよう。人々がヴァカンスに去ってがらんとした夏の都市の孤独。その中でかつての連隊の将校たちは、殺人者の影に翻弄されながら生と死のあわい、過去と未来のあわい、現実と想像のあわいに思いを致していく。彼らの思索に身をゆだねるのがなんとも心地よい。
脳内本棚のどこにしまうべきかかなり迷う不思議な本。再読の際は、謎解き部分はもちろん真夏の迷宮とでも呼ぶべき白々とした空虚なウィーンをさらに堪能したい。

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