投稿元:
レビューを見る
ブログに掲載しました。
http://boketen.seesaa.net/article/410170652.html
認知の母のことばが詩になっている。認知症詩人の誕生だ。
自宅で倒れ、骨折入院した母親の認知症が進む。
妻に「大マザコン」とからかわれながら、入院中も退院してからも、毎日つきそい看護に励むねじめ正一。
認知症の母みどりさんは、きままわがままにさまざまな言葉をねじめにぶつける。
「やっぱり正一はパソコンだろ。…正一がパソコンでよかったよ。私はパソコンに閉じ込められちゃって外に出られないんだよ。…パソコンはパソコン電車になって走り出すんだ。走り出したら、パソコン電車は駅に止まらないんだよ。…パソコン電車は走っている途中でくるくる回り出すんだよ。パソコン電車はいやだね。パソコン電車はいやだね。パソコン電車はいやだね。…」
これって、そのまんまねじめ正一の詩といわれても違和感がない。
投稿元:
レビューを見る
ダメダメな介護だけど、詩人だから言葉がkeenでそこが面白かった。
まあ生きて認知症も辛いわな。
早死にも寂しいけど…
投稿元:
レビューを見る
認知症の母を持つ長男として、その母との関係がリアルに、そして認知症を持った母の妄想的言動もリアルに、作家(詩人?)ならではの筆致で綴られている。学術書とは違う家族からの目線で学ばされることが多い。息子が母を診るというのは、「ペコロス」でもそうだったが、何とも言えない可笑しみを感じつつ、そして読後感は物悲しくなる。
投稿元:
レビューを見る
ペコロスと共通して、母の介護をする息子。
これはやっぱり、母と娘とは違う何かがあるんだなぁ。
そもそもキッスとか、認知症になっても娘には要求しないだろうし…。
介護は本当に大変そう。
特に下のお世話は切り離せない。
生きるためには食べなければならず、食べれば出さねばならず。
いつかは自分が辿る道と思ってもなかなか厳しい。そんな介護生活を息子愛で頑張っているねじめさんはすごい。
投稿元:
レビューを見る
叔母からの推薦本。
まずは母に。面白くて、いつもよりペース早く読んだので目がしばしばだとか。
先日、日経新聞のコラムで民芸店を閉じられたお話を興味深く読んだところだったので、なんだか時間の経過とともに身近に感じました。
絵本「みどりバアバ 」も読んでみます~