投稿元:
レビューを見る
同じ作者の「邪神艦隊」と同じ世界軸の、今回は空戦もの。
どちらかというと、基地でのエピソードの方がクトゥルー色が濃い感じでした。
狂気という点では、菊地作品のなかでも、クトゥルー神話に近い方の作品だと思います。
空戦はちょっとあっさり気味なので、そっちを期待すると期待外れ感があるかもしれませんね。
投稿元:
レビューを見る
のっけから異形の空であることに魅了される。これは架空戦記ではなく、あうまでも「くとぅるふ」であって、架空戦記というカテゴリはその下に位置する。何しろいきなり、世界はくとぅるふと戦っているということが前提で出てくるのだから_!
第二次世界大戦が行われているのに、並行して人類はくとぅるふとも戦っている。そのため、たった今まで戦火を交えていた相手と、いきなり手を携えてくとぅるふと戦ったりする。この混迷さがなんともいえず、菊地秀行作品だなあ……という感慨にふけらされる。
投稿元:
レビューを見る
クトゥルー戦記第3弾。世界で戦争をしてるのにクトゥルーと戦う時には敵同士で一緒に戦うっていうカオスっぷりが何とも面白いシリーズ。
この作品も相変わらずな混迷っぷりが面白い。
ただラストが前作の戦車隊と似た様な印象があるのが個人的にはまたこのパターンかと思ってしまった。爽やかな終わり方でいいんだけども。
2016年12月現在、予告されていた第4弾がまだ出版されてないのが残念。なんとか出して欲しいです。